セカンドショットがグリーンのすぐ手前に止まった。「よし、ここから寄せてパーだ」と意気込んでウェッジを振ったら、ボールの手前をザックリ。チャックリしたボールはわずか1メートル先に転がっただけで、結局4打目でようやくグリーンに乗せました。ナイスショットの貯金が一瞬で消える、あの悔しさは今でも忘れられません。
この記事でわかること
- 月1ゴルファーがグリーン周りで大叩きする根本的な原因
- ダフり・トップを減らすためのアドレスとスイングの考え方
- まず1つだけ覚えるべき「転がしアプローチ」の打ち方
- 寄せワンを増やすための実践的な練習法
グリーン周りで崩れる月1ゴルファーの共通点
スコア110〜120の方のスコアカードを見ると、ティーショットやセカンドで大ミスしているケースよりも、グリーン周りの寄せで2打・3打を余分に使っているケースが目立ちます。私自身もスコア100を切れなかった頃、まさにこのパターンでした。
「あと30ヤード」が一番怖い距離になっている
ドライバーで200ヤード飛ばすのは難しくても、残り30ヤードを乗せるだけならできそうな気がしますよね。でも実際にクラブを持つと、距離感が合わずにオーバーしたり、ダフって手前に落としたり。この「たった30ヤード」が、月1ゴルファーにとって一番スコアを崩す距離帯になっています。
1ホールで打数が膨らむ「グリーン周りループ」
アプローチをミスすると、次も同じような距離が残ります。焦ってまたミス。気がつけばグリーン周りを行ったり来たりして、1ホールで3打も4打も余計に使ってしまう。私はこれを「グリーン周りループ」と呼んでいますが、スコア110〜120の方なら1ラウンドで2〜3回はこのループにハマった経験があるのではないでしょうか。
ドライバー練習に時間を使いすぎていませんか
練習場に行くと、つい気持ちよくドライバーを振りたくなります。私もそうでした。でも冷静に考えると、1ラウンドでドライバーを使うのは14回。アプローチは20回以上使うことも珍しくありません。スコアに直結する練習の優先度を見直すだけで、上達のスピードは変わってきます。

アプローチでダフり・トップが起きる3つの原因
グリーン周りのミスには、いくつかの共通した原因があります。原因を知っておくだけでも、ラウンド中に「なぜ今ミスしたのか」を冷静に分析できるようになります。
原因1:ボール位置が左に寄りすぎている
フルスイングの感覚でボールを左足寄りに置いてしまうと、クラブヘッドが最下点を過ぎてからボールに当たるため、ダフりやトップの原因になります。アプローチではボールをスタンスの中央、もしくはやや右寄りに置くのが基本です。たったこれだけの修正で、ボールへのコンタクトが安定することも多いです。
原因2:手首を使いすぎて距離感がバラつく
短い距離を打とうとすると、つい手首でちょこんと当てにいきたくなります。でも手首を使ったスイングは再現性が低く、ダフりとトップを交互に繰り返す原因になります。月1ゴルファーの場合、練習頻度が限られる分、手首の動きを抑えた「体の回転で打つ」意識のほうがミスの幅が小さくなります。
原因3:「上げなきゃ」という意識がスイングを壊す
バンカー越えやピンが手前にある状況で、「ボールを高く上げなきゃ」と思うと、すくい打ちになってダフります。実は、30ヤード以内のアプローチで本当にボールを上げなければならない場面は、1ラウンドで数回程度です。大半の場面は低く転がしても寄せられるのに、高く上げようとしてミスを増やしているケースが非常に多いのです。
まず1パターンだけ覚える「転がしアプローチ」
アプローチにはロブショット、ピッチショット、チップショットなど様々な種類がありますが、月1ゴルファーがまず覚えるべきは転がしアプローチ(ランニングアプローチ)の1つだけです。

使うクラブは9番アイアンかPW
転がしアプローチに使うクラブは、サンドウェッジではなく9番アイアンかピッチングウェッジです。ロフトが立っている分、ボールが低く出て地面を転がる時間が長くなります。転がりの距離はイメージしやすいので、空中を飛ばすよりもはるかに距離感が合わせやすくなります。
アドレスと打ち方の3つのポイント
転がしアプローチで押さえるべきポイントは3つだけです。
- スタンスを狭くする:肩幅より少し狭い程度でOKです。体が安定してブレにくくなります。
- ボールは右足寄り、体重は左足6割:ハンドファーストの構えを作ることで、クラブが上から入りやすくなりダフりを防ぎます。
- パターのように肩で振る:手首を固定して、パッティングと同じ感覚で肩の回転だけでストロークします。振り幅で距離をコントロールするイメージです。
私はこの打ち方をショートコースで繰り返し練習しました。最初は「こんなに地味な打ち方でいいのか」と思いましたが、実際にやってみると驚くほどダフりが減りました。グリーン周りで「とりあえず乗せる」ができるようになるだけで、スコアは目に見えて変わります。
転がしが使える場面・使えない場面
転がしアプローチは万能ではありません。グリーンエッジからピンまでの距離が十分にあり、手前に障害物がない場面で威力を発揮します。逆に、バンカー越えやグリーン面が下り傾斜の場面では使いにくい打ち方です。
ただ、冷静にラウンドを振り返ると、グリーン周りの7割以上は転がしで対応できる場面です。まずはこの1パターンを自信を持って打てるようになることが、スコアアップへの最短ルートになります。
寄せワンを増やすための練習法と考え方
転がしアプローチの打ち方を理解したら、次は実際に使えるレベルまで練習で精度を上げていきます。月1ゴルファーでも取り入れやすい練習法を紹介します。
練習場では「的当て」で距離感を磨く
練習場のアプローチ練習で大切なのは、フルスイングの合間に5球打つことではなく、目標を決めて10球連続で打つことです。10ヤード先の看板、20ヤード先のカゴなど、具体的な目標に向かって繰り返し打つことで距離感が体に染み込んでいきます。
私の場合、練習場に行ったときは最初の30分をアプローチ練習に充てるようにしました。ドライバーは最後の15分だけ。この優先順位を変えただけで、ラウンドでのグリーン周りの安定感が変わりました。
ショートコースで「本番の緊張感」を体験する
練習場のマットの上では打てるのに、コースに出るとミスが出る。この差は「芝の上から打つ経験値」の不足から来ています。ショートコースなら1〜2時間で9ホール回れますし、ほぼすべてのホールがアプローチの実践練習になります。
私は木更津のショートコースに月1回通っていた時期がありましたが、芝の上から打つ感覚に慣れるだけで、本コースでのアプローチの恐怖心がかなり和らぎました。平日の一人予約を使えば、自分のペースでじっくり練習できます。
ラウンド中は「乗せるだけ」のメンタルで十分
月1ゴルファーがアプローチで目指すべきは、ピンに寄せることではなく「グリーンに乗せること」です。ピンに寄せようとすると、無理な球筋を狙ったり力加減が狂ったりしてミスが出ます。
「グリーンのどこかに乗ればOK」というメンタルで打つと、不思議と力みが取れて結果的にピンそばに寄ることもあります。寄せワンが取れたらラッキー。グリーンに乗せて2パットでボギーなら十分。この考え方を持つだけで、グリーン周りの大叩きは驚くほど減ります。
まとめ:アプローチが変わればスコアは自然と3打縮まる
グリーン周りのアプローチは、月1ゴルファーにとってスコアを大きく左右するショットです。ドライバーの飛距離を伸ばすよりも、30ヤード以内の寄せを安定させるほうが、はるかに効率よくスコアは縮まります。
まずは転がしアプローチの1パターンだけを覚えて、練習場やショートコースで繰り返し打ってみてください。「とりあえずグリーンに乗せる」ができるようになった時点で、1ラウンドで2〜3打は確実に変わってきます。
次のラウンドでは、グリーン周りに来たら「上げるか転がすか」を考える前に、「転がせる状況じゃないか?」と自分に問いかけてみてください。それだけで、アプローチへの苦手意識は少しずつ薄れていくはずです。
ショートコースでのアプローチ練習や、一人で気軽に回れるコースを探すなら、一人予約サービスが便利です。
ベストスコア86、アベレージ100のアマチュアゴルファー。
身長177cm、体重78kg前後の中肉中背40代ゴルファーです。
2020年にゴルフ開始。
2022年から本格的に練習をするようになったがなかなか上達せずに120前後から変わらず。
試行錯誤しながら、少しずつ上達中。
関東のゴルフ場がメインの月1~2ゴルファーです。

