何本パターを変えても入らない時期がありました。ブレードからマレットに変えて、また別のマレットに変えて。形を変えるたびに「今度こそ」と思うのに、3パットが減りません。そのとき気づいていなかったのは、自分がどんなストロークをしているかを、一度も確認したことがないという事実でした。
この記事でわかること
- ストロークタイプ(アーク・セミアーク・SBST)の3種類と特徴
- 無料・予約なしでできるパターフィッティングの体験レポート
- ストロークタイプに合ったパターの選び方
「ストロークタイプ」を知らずにパターを選ぶとどうなるか
パターのストロークには、大きく3つの軌道があります。アーク・セミアーク・SBST(ストレートバックストレートスルー)です。これは「良い・悪い」ではなく、個人の体格・アドレス・スタンス幅によって自然に決まる軌道のことです。
問題は、この軌道がわからないまま「見た目」や「感触」でパターを選び続けることにあります。アーク系のストロークをしているのにフェースバランスのパターを使うと、フェースが開きやすくなり、右に外すミスが増えます。逆もまた同じです。
アーク(弧を描くストローク)
クラブを体の回転と一緒に動かす、いわゆる「振り子型」に近い軌道。フェースが自然に開閉する。トーハング設計のパター(ブレード・一部のハーフマレット)と相性がいい。
SBST(まっすぐ引いてまっすぐ出す)
フェースをスクエアに保ったまま、直線的に動かすストローク。フェースバランスのパター(マレット・ダブルベントネック系)と相性がいい。
セミアーク(中間の軌道)
アークとSBSTの中間。わずかに弧を描くが、開閉は小さい。日本人アマチュアに最も多いとされているタイプで、フェースバランスに近い設計か、クォータートーハング程度のパターと合わせやすい。

無料・予約なしでできるパターフィッティング体験レポート
「フィッティングは高い」「予約が必要」というイメージがありましたが、実際は違いました。埼玉の大型ゴルフショップで、無料・予約なし・当日朝イチでパターフィッティングを受けることができました。
機械計測でわかること
専用のセンサーマットの上でパターを打つだけで、ストロークの軌道・フェースの向き・インパクトの位置が数値で出る。「なんとなくアークっぽい気がする」という感覚ではなく、データとして自分のストロークタイプが確定する。
私の計測結果はセミアークでした。「アークほど弧を描いていないが、SBSTでもない」という結果は、なんとなく自覚していた打ち方とも一致していました。
診断結果がパター選びを変えた
セミアークと診断されたことで、合うパターの条件が明確になりました。フェースバランスに近いが少しトーハングがあるもの、またはクォータートーハング設計のもの。その条件でスタッフがすすめてくれたのがAI-ONE Jailbird Mini CHでした。実際に試打すると、それまで使っていたパターよりも方向性のブレが明らかに少なかったのです。
⚠️ フィッティングの混雑状況は店舗・時間帯によって異なります。朝イチや平日が比較的空いています。
フィッティングに行けない場合:自分でストロークタイプを確認する方法
フィッティングを受けるのがベストですが、すぐに行けない場合は以下の方法で自分のタイプをある程度把握できます。
カーペットや自宅で確認する簡易チェック
まっすぐな線(テープや目地)の上に構えて、ゆっくり素振りをする。ヘッドの軌跡を観察する。
- ヘッドがほぼ線の上を動く → SBSTまたはセミアーク
- ヘッドが大きく内側に入って弧を描く → アーク
また、スマートフォンで後方からストロークを撮影するのも効果的です。自分では気づかない軌道のクセが映像で確認できます。
ストロークタイプ別のパター選びの目安
確認できたタイプをもとに、パターを選ぶ際の方向性をまとめました。
- SBST → フェースバランス×マレット(Odyssey White Hot OG 2-Ball など)
- セミアーク → クォータートーハング×マレット(AI-ONE Jailbird Mini CH、AI-ONE TRI-BEAM 2-BALL など)
- アーク → ハーフトーハング以上×ブレードまたはハーフマレット(PING Anser、White Hot OG #1 など)
フィッティングの次にやること:パターコーナーで「自分の好み」を知る
パターにはヘッドの形状、バランス、ネックの形だけでなく、重さやフェース面の材質、打感、音、グリップの太さや種類、シャフトの材質や長さなど、細かな違いがたくさんあります。同じモデルでも「しっくりくるもの」と「なんとなく合わないもの」があるはずです。
二木ゴルフやゴルフパートナー、ゴルフ5などの大型ショップにはパターコーナーがあり、無料でいろいろと試すことができます。通常のクラブ試打だと店員さんと話したり、うまく打てなくてメンタル的にきつい面がありますが、パターコーナーは比較的自由に打ち比べができる環境のところが多いです。占有しすぎて他のお客様の迷惑になるのはまずいですが、中古・新品を問わずいろいろなパターを試してみるのも良い方法です。
私がパターコーナーでわかった「自分の好み」
ショップでいろいろ試した結果、次のような好みがわかってきました。
- センターシャフトやベントネックは構えたときにしっくりこない
- クランクネックやトラスネック、ショートスラントが構えやすい
- #7などの角があるヘッドはうまく打てず、2ボールや太めのラインがあるものがしっくりくる
- ピン型パターもイメージがわきやすいものとそうでないものがある
- グリップの種類はそこまで気にならないが、ピストルタイプが一番しっくりくる。太いグリップだと体で打てる感覚がある
これは体格や打ち方による部分も大きいので、あくまで参考です。時間をとってパターコーナーで「自分を知る」というのも、フィッティングとはまた違った意味で有効な方法だと思います。
気に入ったパターを見つけたら
パターは、プロでもすごく古いモデルを愛用している方が多いクラブです。性能差というよりは、自分のフィーリングに合っているかどうかがとても大きい可能性があります。
すごくフィットするものが見つかれば、その場で購入してもいいですし、忘れないように型番・シャフト種類・ネック種類・グリップなどをメモして持ち帰り、ゴルフパートナーやYahoo!ショッピング、メルカリなどで検索して検討するのも1つの方法です。私はその方法で購入することが多いです。
まとめ:ストロークタイプを知ることがパター選びの出発点
パターを何本変えても入らない時期が続いていたのは、自分のストロークタイプを知らないままパターを選んでいたからでした。フィッティングを受けて「自分はセミアーク」とわかった瞬間、パター選びの迷いが消えました。

無料・予約なしでできる機械計測フィッティングは、大型ゴルフショップで受けられることが多いです。朝イチや平日を狙えば待ち時間も少なくて済みます。パター選びで迷っているなら、一度受けてみることを強くおすすめします。
フィッティングで合うパターが見つかったら、次は実際の形状・スペックで絞り込んでいきましょう。形状の選び方については前の記事で詳しく解説しています。
ベストスコア86、アベレージ100のアマチュアゴルファー。
身長177cm、体重78kg前後の中肉中背40代ゴルファーです。
2020年にゴルフ開始。
2022年から本格的に練習をするようになったがなかなか上達せずに120前後から変わらず。
試行錯誤しながら、少しずつ上達中。
関東のゴルフ場がメインの月1~2ゴルファーです。


