練習場では7番アイアンがきれいに飛ぶ。アプローチもそこそこ打てる。なのに月1回のラウンドになると、同じクラブが別物のように言うことを聞かない。芝の上からだとダフる。傾斜があると力が入る。「練習場では打てるのに」——私はこのセリフを何年も繰り返していました。あるとき気づいたのは、練習場のマットと本番の芝には埋められない差があるということ。その差を埋める場所が、ショートコースでした。
この記事でわかること
- 練習場とコースの「壁」を埋めるのがショートコースである理由
- 月1ゴルファーがショートコースで鍛えるべき2つの技術
- 100切りに直結するショートコースでの具体的な練習法
- 月1本コース+ショートコースの現実的な活用スケジュール
練習場では打てるのにコースで打てない——月1ゴルファーの壁
月1ゴルファーの多くが抱えるこのジレンマには、明確な原因があります。練習場とコースには「マットの上から打てる」こと以外に、いくつもの決定的な違いがあるのです。
練習場とコースの「決定的な違い」
練習場のマットは、多少ダフっても滑ってくれます。平らな場所から同じ方向に何球も打てる。風も傾斜も距離の判断もない。つまり、「ミスが見えにくい環境」で練習しているということです。
コースに出ると状況が一変します。芝からのショットは少しでもダフるとボールが飛ばない。足元の傾斜、風の向き、残り距離の判断——すべてが1打ごとに変わります。練習場で100球打っても、この「判断+実行」のセットを練習する機会はゼロなのです。
月1ラウンドでは実戦経験が圧倒的に足りない
年間12回のラウンドで216ホール。1ホールあたりのアプローチとパットを合わせると、1年間で芝の上からショートゲームを練習できる回数はたったの400〜500回程度です。
週2回コースに行く人と比べると、実戦経験は10分の1以下。この差は練習場で埋めることができません。練習場にはグリーンも、バンカーも、傾斜からのアプローチもないからです。
だからこそ、練習場でもなく本コースでもない「第3の場所」が必要になります。それがショートコースです。

ショートコースが月1ゴルファーの「第3の練習場」になる理由
ショートコースはパー3を中心とした短いコースです。距離は短くても、芝・バンカー・グリーンは本物。練習場では得られない「実戦環境」を、本コースの数分の一の費用と時間で体験できる場所です。
本コースの5分の1の費用で実戦練習ができる
本コースで1回ラウンドすると、安くても5,000〜8,000円。食事代や交通費を含めると1万円を超えることも珍しくありません。
一方、ショートコースなら1回2,000〜3,000円で9〜18ホールを回れます。施設によっては「まわり放題」プランもあり、午前中いっぱい好きなだけ練習できるところもあります。
費用面のハードルが低いからこそ、月1の本コースに加えてもう1〜2回、ショートコースに足を運ぶことが現実的に可能になります。
アプローチとパターに集中できる環境
ショートコースでは、ほぼ全ホールがパー3。ティーショットからグリーンまでの距離が50〜150ヤード程度です。つまり、アプローチとパッティングの回数が本コースより圧倒的に多いのです。
100切りを目指すゴルファーにとって、スコアの6割以上はグリーン周り100ヤード以内で決まると言われています。ドライバーの飛距離よりも、30ヤードからの寄せと2パット以内で上がる技術のほうが、スコアに直結します。
ショートコースは、まさにその「スコアに直結する技術」を実戦で磨ける場所なのです。
ショートコースで100切りに直結する練習法
ただ漠然と回るだけでは、ショートコースに来ても効果は半減します。「何を練習するか」を決めてからプレーすることが、月1ゴルファーの上達を加速させるポイントです。
「30ヤードの転がし」を徹底する
ショートコースで最初に取り組むべきは、グリーン周り30ヤードからのランニングアプローチです。ピッチングウェッジか9番アイアンで低く転がすショット。これを1ラウンド通して意識するだけで、芝の上からの打ち方の感覚が格段に良くなります。
練習場のマットでは分からなかった「ダフりの感触」「芝の抵抗」「ボールの転がり方」を、実際のライから体で覚えられます。30ヤードの距離感が身につくと、本コースでのアプローチの恐怖が驚くほど減ります。
パッティングの距離感を芝の上で覚える
もうひとつ集中すべきは、ファーストパットの距離感です。100切りできないゴルファーの3パットの原因は、ほとんどがファーストパットの距離のミスです。方向ではなく、距離。カップに入れようとするのではなく、「1メートル以内に寄せる」ことだけを意識してください。
ショートコースでは9〜18ホール分のグリーンで、毎回違う距離・傾斜のパットを打てます。この経験は、自宅のパターマットや練習場のパッティンググリーンでは得られない実戦感覚です。
私自身、ショートコースで「1メートル以内に寄せる」練習を繰り返したことで、本コースでの3パットが月に10回以上あったのが3〜4回まで減りました。3パットが7回減るということは、それだけで7打のスコア改善です。
転がしアプローチとファーストパットの距離感——この2つがショートコースで身につけば、本コースのスコアは確実に変わります。
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月1ゴルファーのショートコース活用スケジュール
ショートコースの効果を最大化するには、本コースとの「組み合わせ方」が大切です。月1ゴルファーの現実的な時間と予算に合わせた活用法を考えてみましょう。
月1本コース+月1〜2回ショートコースが理想
おすすめは、本コースのラウンド前後にショートコースを1回ずつ入れるパターンです。
- ラウンド前のショートコース:前回のラウンドで見つかった課題をショートコースで練習する。アプローチが課題なら30ヤードの転がしを重点的に
- 本コースのラウンド:ショートコースで練習した技術を実戦で検証する
- ラウンド後のショートコース:ラウンドで新たに見つかった課題をすぐに練習する
月3回(ショートコース2回+本コース1回)で合計1万〜1万5,000円程度。練習場に月3回通うのとほぼ同じ費用で、実戦に近い環境で練習できます。
千葉・木更津エリアならアクセスも費用も現実的
東京近郊、特にアクアライン経由で千葉・木更津エリアに行けるゴルファーなら、ショートコースの選択肢が豊富です。予約不要で一人でふらっと立ち寄れる施設もあります。
実際に私が通っているショートコースの体験レポートも書いていますので、コース選びの参考にしてみてください。
まとめ:ショートコースを使えば、月1でもスコアは縮まる
練習場では打てるのにコースで打てない。その壁の正体は、「実戦環境での練習量」の不足です。月1ゴルファーにとって、本コースだけで実戦経験を積むのは限界があります。
ショートコースは、練習場と本コースの間を埋める「第3の練習場」です。2,000〜3,000円で芝の上からのアプローチとパッティングを集中的に練習でき、月1のラウンドに実戦感覚を持ち込めるようになります。
まずは「30ヤードの転がし」と「ファーストパットの距離感」だけに集中して1回ショートコースを回ってみてください。練習場100球では得られなかった手応えが、きっと見つかります。
ベストスコア86、アベレージ100のアマチュアゴルファー。
身長177cm、体重78kg前後の中肉中背40代ゴルファーです。
2020年にゴルフ開始。
2022年から本格的に練習をするようになったがなかなか上達せずに120前後から変わらず。
試行錯誤しながら、少しずつ上達中。
関東のゴルフ場がメインの月1~2ゴルファーです。


