「このパター、何か違う気がする」——そう思って買い替えること6回。気づけば自宅にOdysseyパターが7本転がっていました。ブレード、マレット、2ボール。打感も重さもバラバラ。新品で買って大失敗した1本もあれば、メルカリで¥7,000で見つけた掘り出し物もある。でも不思議なことに、最終的に手が伸びるのはいつも同じ1本でした。7本の遍歴を振り返りながら、私なりの「ベスト1」とその理由を本音で書いてみます。
ちなみに、今のエースパターはPINGのAnserです。この記事はあくまでOdysseyの中でのベスト1の話。7本も使ってきたOdyssey愛は本物ですが、現在のメインはPINGに譲っています。その経緯も含めて正直に書きます。
この記事でわかること
- Odysseyパター7本を使い比べた筆者のリアルな遍歴
- 6回の買い替えで気づいた「パター選びの落とし穴」
- 最新パターを新品で買って失敗した話と教訓
- ベスト1に選んだモデルと、その具体的な理由
- 遠回りせずに自分に合うパターを見つけるコツ
パターを6本買い替えた私の「失敗と発見」の記録
パターの買い替えは、大半が「なんとなく合わない」から始まります。打感が硬い気がする、構えたときに違和感がある、ショートパットが右に抜ける。でもその「なんとなく」の正体がわからないまま次のパターを手にするので、また同じモヤモヤを繰り返す。私のOdyssey遍歴はまさにその連続でした。
なぜ7本も増えることになったのか
振り返ると、原因は明確でした。自分のストロークタイプを理解しないまま、見た目と価格だけで選んでいたからです。最初は中古セットに付いてきたパターをそのまま使い、次は「シンプルなピン型がかっこいい」という理由で買い替え、その後は「2ボールが合うらしい」と聞いて飛びつく。さらには最新モデルを新品で奮発して、本番で使い物にならなかった痛い経験も。毎回それなりに打てるのですが、肝心の1メートルで「本当にこの向きで合ってるのか」という迷いが消えませんでした。
パター選びで遠回りした最大の原因は、アライメント(目標への合わせやすさ)の重要性を軽視していたことです。打感やヘッド形状にばかり目が向いて、「構えたときに迷わず打ち出せるか」という一番大事なポイントを後回しにしていました。7本目でようやくそこに気づいたのは、正直もったいなかったと思います。
7本の遍歴——初めての1本からエースパターまで
ここから、私が使ってきたOdysseyパター7本を時系列で紹介します。それぞれの購入理由、使ってみた感想、そして手放した(または手放さなかった)理由を正直に書きます。
1本目
White Hot Pro Black #7(2013年頃のモデル?)
ハーフマレット / フェースバランス / 約¥7,000(中古セット込み) ※写真は同型の2019年モデル
中古セットの一部として購入しました(セット全体で約6万円、パターは¥7,000程度)。店員さんに薦められた1本です。正確なモデル名は記憶が曖昧ですが、黒いヘッドに白いWhite Hotインサートの#7形状だったのは間違いありません。ヘッドカバーすらなく、正直「パターってこういうものか」程度の認識。角型のヘッドは上から見るとかさばる印象で、構えたときに「大きいな」と感じていました。その後は後輩に譲りました。パターの良し悪しを判断する目がまだなかった時期なので、特に不満もなければ愛着もない、そんな1本です。
2本目
White Hot Pro 2.0 Black #1(2016年頃のモデル)
ブレード / ハーフトゥハング / Yahoo!ショッピングで新品購入
初めて自分で新品購入したパターです。オーソドックスなピン型が欲しかった。#7がカバンの中でかさばるのが嫌で、シンプルなブレード型に惹かれました。Yahoo!ショッピングで購入し、White Hotの打感は柔らかく、癖のない素直なフィーリング。当時スコア120台でしたが、パターに対する苦手意識は少なめでした。でもしばらく使っているうちに、アライメントが取れない感覚が出てきました。ボールの線とパターの線を合わせても、なぜか目標より右を向いてしまう。当時はそれが「アライメントの問題」だとは気づかず、ストロークが悪いのだと思い込んでいました。
3本目 ★ BEST 1
White Hot OG 2-Ball Blade(2021年モデル)
ブレード / フェースバランス / ¥19,400(中古)
きっかけは偶然でした。ショートコースの帰りにゴルフパートナーに寄ったとき、友人の試打を待っている間にパターコーナーをぶらぶらしていたのです。何気なく2-Ball Bladeを手に取って打ってみたら——入る入る、まっすぐ転がせる。スパイダーなどのマレットはうまく打てないのに、この2ボールブレードは狙った方向にきちんと打ち出せました。ピン型と感覚が近いのに、2ボールのアライメント補助がある。構えた瞬間の迷いがなくなった安心感は、見た目のデメリットを補って余りあるものでした。即買いでした。
このパターで100切りを達成しました。約2年間エースとして使い続けた、私にとって特別な1本です。詳しくは次のセクションで書きます。
4本目 ✗ 最大の失敗
TRI-BEAM Double Wide CS(2023年モデル)
ブレード / ¥31,680(Yahoo! VictoriaGolf・2023年11月購入)/ 購入後売却(値下がり)
7本のOdyssey遍歴の中で、これが最大の失敗でした。当時の最新モデルで、見た目のカッコよさに惹かれました。プロが使っているのを見て「これなら自分も」と思ったのも大きかった。2-Ball Bladeの次のステップとして、気合を入れてYahoo! VictoriaGolfで¥31,680を出して新品購入。お店で何回か試打して「いいな」と感じたので、負けたくない大事なラウンドに実戦投入しました。結果は——惨敗。アライメントから何から、何もかもうまくいきませんでした。2-Ball Bladeとは感覚が違いすぎて、まるで適応できなかったのです。
しばらく練習で使ってみましたが、結局手に馴染むことはなく売却。¥31,680で買ってリセールではだいぶ値下がりして、財布にも痛い結果になりました。
⚠️ この失敗から得た教訓:最新モデルを新品で買うのは、よほど強い理由がない限りリスクが高いです。お店で数回打った感触と、実際のラウンドでの感触はまったく別物。マークダウン品や型落ちモデルなら同じ技術を安く試せますし、リセール時のダメージも小さくて済みます。
5本目
Stroke Lab R-Ball S(2019年モデル)
マレット / ハーフトゥハング / ¥7,000(メルカリ購入価格)/ 相場 ¥12,400
このパターの購入ストーリーは、ちょっと自慢させてください。まずゴルフ5の中古コーナーで、並んでいるパターを片っ端から5球ずつ打つ「自分トーナメント」を開催しました。見た目は独特で最初は「どうかな」と思いましたが、打ってみるとR-Ball Sが優勝。丸い◯マークでアライメントが取りやすく、Stroke Labシャフトの安定感も良かった。
その場では買わず、モデル名を写真に撮ってメルカリで検索。¥8,000で出品されているのを見つけて、値下げ交渉で¥7,000にしてもらいました。シャフトにサビがあり、ヘッドカバーもひび割れていましたが、「この値段なら試してみよう」で即決。カーボンとスチールの複合シャフトは確かに独特で、グリップもかなり太め。最初は戸惑いましたが、慣れると安定感があります。太いグリップも使ってみれば違和感はありませんでした。現在も手放さずに持っています。
6本目
Ai-ONE TRI-BEAM 2-BALL CH(2024年モデル)
マレット / クォーター / ¥29,900(中古)/ ¥46,200(新品)
2-Ball Bladeで「2ボールのアライメントが自分に合う」とわかったので、最新モデルにアップグレードしました。TRI-BEAMネックの安定感は確かに高く、近距離の精度と直進性は向上した実感があります。体感では1.5m以内のパット精度はTRI-BEAM 2-BALLのほうが2-Ball Bladeより上です。ただ、2-Ball Bladeと比べるとオーバーが増えた印象。マレット特有の転がりの良さが、距離感の微調整を難しくしている面もあります。現在はサブパターの2番手として所持しています。
7本目
Ai-ONE JAILBIRD MINI CH(2025年モデル)
マレット / クォーター / ¥46,200(定価)→ 実質約¥15,500(Yahoo!ショッピング)
フィッティングでおすすめされた1本です。結果も良かったのですが、実はその時ほしかったのはピン型で、結局PINGのAnserをエースに選びました。Jailbirdはその場では購入せず、予備パターとして価格が下がったタイミングでYahoo!ショッピングから購入。定価¥46,200のところ、PayPayポイント21%還元+LYPプレミアムクーポン¥500の合わせ技で実質約¥15,500でした。この値段なら中古と同価格帯で、数年は使えると判断しました。JAILBIRDの格子状デザインはアライメントが取りやすく、Ai-ONEのフェースインサートも打感が良い。まだラウンドでの実戦投入はしていませんが、練習グリーンでの感触は悪くないので、今後エース争いに加わる可能性はあります。
ベスト1は「White Hot OG 2-Ball Blade」——選んだ理由
7本のOdysseyを使い比べた結果、私のベスト1はWhite Hot OG 2-Ball Bladeです。最新モデルでもなく、価格も飛び抜けて高いわけでもない。でもこの1本だけが、私のパッティングの「根本的な悩み」を解決してくれました。
アライメントの問題を解決してくれた
2本目のWhite Hot Pro 2.0 Black #1を使っていた頃、私はずっと「ボールの線とパターのサイトラインを合わせているのに、なぜか目標より右を向いてしまう」という悩みを抱えていました。利き目の影響なのか、構えたときの目の錯覚なのか。当時は原因がわからず、ストロークを矯正しようとして余計に迷走していました。
2-Ball Bladeに替えた瞬間、その問題が消えました。ヘッド上の2つの白い丸が、ボールの後方に並ぶ形になるため、目線が自然にターゲットライン上に固定されるのです。サイトラインだけでは得られなかった「合っている」という確信が、2ボールのビジュアルで得られるようになりました。
パッティングで一番怖いのは、技術の問題ではなく「この向きで合っているのか」という迷いです。迷いがあると、ストローク中に無意識で方向を補正しようとしてしまい、結果として引っかけや押し出しが出る。2-Ball Bladeは、その迷いを構える段階で取り除いてくれるパターでした。
この記事を書きながら久しぶりに2-Ball Bladeを引っ張り出してみました。1.5mのパットを打ったら、感覚が戻るどころか9本連続で沈んでしまいました。普段ブレード型(PING Anser)で練習している技術と、2ボールのアライメント補助が掛け合わさった結果かもしれません。しばらく使っていなくても、構えた瞬間に「ここだ」とわかる感覚は健在でした。
「ゴルフのどこにこだわるか」で答えは変わる
パター選びで一番大事なのは、自分がゴルフのどこにこだわるかを決めることだと思います。私の場合は「100切り」というスコア改善が最優先でした。だからアライメントの問題を技術ではなく道具で解決する方向を選びました。実際、私のバッグは道具全部やさしさで統一しています。見た目やこだわりより、結果を出してくれるクラブを選ぶ方針です。
2-Ball Bladeの見た目は正直ダサいし、ヘッドは大きくてかさばる。でも構えた瞬間の安心感は、見た目のマイナスを補って余りあるほどです。パターは唯一「上から見下ろして使うクラブ」なので、正面からの見た目より、アドレス時に自分が見る景色のほうがはるかに重要です。
もし見た目にこだわりたい方は、自分が好きなデザインを選ぶのも正解です。道具への愛着はモチベーションに直結しますし、それも大事な要素。ただ、スコアを優先するなら2ボールのアライメントシステムは実証済みの武器です。傾斜やラインは何となく読めても、まっすぐ構えられなければパットは入りません。その「まっすぐ」を道具がサポートしてくれるのが2ボールの強みです。
パターを7本も替えてきた私が最終的に行き着いたのは、「道具の前にフォームを直すべきだった」という反省でした。私自身、インドアゴルフに通い始めてからスコアが変わりました。
6本買い替えてわかった「自分に合うパター」の見つけ方
7本のパターを渡り歩いて、ようやく見えてきた「パター選びで本当に大事なこと」を整理します。これから初めてパターを買う方が、私のように7本も遠回りしなくて済むように。
ストロークタイプを先に知っていれば2本で済んだ
パターには「フェースバランス」「トゥハング」といったバランスの違いがあり、これは自分のストロークタイプ(真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すか、弧を描くか)と相性があります。私は7本買い替えた後にフィッティングを受けて、自分のストロークにはフェースバランス寄りのパターが合うとわかりました。
もし最初にストロークタイプを把握していたら、1本目のハーフマレットからいきなり2-Ball Bladeに辿り着けたかもしれません。少なくとも「ピン型がかっこいいから」という理由で2本目を買うことはなかったでしょう。パター選びの出発点は、見た目でも価格でもなく「自分のストロークタイプを知ること」です。
ゴルフショップのフィッティングは無料で受けられるところも多いですし、最近はオンラインの診断ツールもあります。まずは自分がどのタイプかを把握してから選ぶだけで、パター選びの精度は格段に上がります。
「最新作の罠」——新品で買って学んだこと
TRI-BEAM Double Wideの失敗で痛感したのは、当時最新のモデルを新品で買うリスクです。お店で何回か打って「いい感じ」と思っても、それはあくまで試打環境での話。実際のラウンドでは緊張もあるし、傾斜もある。試打で感じた良さが本番で再現されるとは限りません。
しかも新品はリセールバリューの下落が大きい。私のDouble Wideもだいぶ値下がりして売却しました。一方で、R-Ball Sのようにメルカリで¥7,000で試して、気に入ればそのまま使い続けるほうがはるかに賢い買い方です。
パター選びで私がおすすめするのは以下のアプローチです。
- ゴルフショップで試打して「これだ」と思ったモデルを控える——その場では買わない
- メルカリや中古ショップで安く探す——マークダウン品や型落ちモデルでも技術は同等
- 合わなければ安く売って次を試す——中古なら損失が少ない
- 「よほどの理由」がない限り新品は避ける——PayPayポイント還元のような大幅割引があれば別
Jailbird Miniのように実質¥15,500で新品が手に入るケースもあるので、新品が常にNGではありません。ただ、定価で飛びつくのはリスクが高いと身をもって学びました。
まとめ:パター選びの迷いを減らすために
Odysseyパター7本を使い比べた私のベスト1は、White Hot OG 2-Ball Bladeでした。最新テクノロジーでも最高価格帯でもないこのパターが選ばれた理由は、たった一つ。「構えた瞬間に迷いがなくなる」という、アライメント補助の恩恵です。
パターは「打つ回数が一番多いクラブ」と言われます。ドライバーが14回なら、パターは30回以上。その30回すべてで「この向きで合っているのか」と迷うのは、スコアにもメンタルにも大きな負担です。自分のストロークタイプを把握し、アライメントの取りやすさを重視して選ぶ。この2点を意識するだけで、パター選びの遠回りは防げます。
そしてもう一つ、新品の購入は慎重に。私のようにDouble Wideで痛い目を見る前に、まずは中古やマークダウン品で試してみてください。合わなければ安く売って次に進む。そのサイクルのほうが、1本の高額パターに賭けるよりもはるかに効率的です。
もし今のパターに漠然とした違和感があるなら、それは技術の問題ではなく「クラブとの相性」の問題かもしれません。私のように7本も買い替える前に、まずはパター診断やフィッティングで自分のタイプを確認してみてください。
自分に合うパターのタイプを診断してみる
当サイトのパター診断ツールでは、5つの質問に答えるだけであなたに合うヘッド形状・ネックタイプがわかります。全モデルのデータベースからおすすめモデルも表示されます。
ベストスコア86、アベレージ100のアマチュアゴルファー。
身長177cm、体重78kg前後の中肉中背40代ゴルファーです。
2020年にゴルフ開始。
2022年から本格的に練習をするようになったがなかなか上達せずに120前後から変わらず。
試行錯誤しながら、少しずつ上達中。
関東のゴルフ場がメインの月1~2ゴルファーです。



