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新ペリア(ダブルペリア)の計算方法と隠しホールの決め方|幹事のための早見表つきガイド

会社のゴルフコンペや同期会で幹事を任され、「新ペリアってどうやって計算するの?」「隠しホールはどう決めればいいの?」と手が止まっていないでしょうか。新ペリア(ダブルペリア)は、上級者もビギナーも同じ土俵で優勝を狙える、コンペの定番ハンディキャップ方式です。仕組み自体はシンプルなのに、いざ運営する側に回ると「ルールの決め方」と「当日の集計」でつまずきやすいのです。

この記事でわかること

  • 新ペリア(ダブルペリア)の仕組みと、コンペで使われる理由
  • 隠しホールの決め方(OUT6・IN6、パー3の扱い、上限ルール)
  • 手計算の早見表と計算例、上限・係数で順位がどう動くか、スプレッドシートに入れる式
  • 参加者のスコアの記録・共有をLINEだけでラクにする方法

新ペリア(ダブルペリア)とは|初心者にもチャンスがある仕組み

新ペリアは、当日のプレー結果から参加者一人ひとりのハンディキャップ(HDCP)を割り出し、グロス(実打数)からHDCPを引いたネットスコアで順位を競う方式です。事前に公式ハンディを持っていない参加者同士でも、その日のうちに公平な順位づけができます。

コンペで新ペリアが好まれる理由は主に3つあります。

  • 初心者でも優勝のチャンスがある。実力上位者だけが勝つわけではないので、幅広いレベルのメンバーが集まる会でも盛り上がります。
  • 事前準備がいらない。参加者が公式ハンディを申告する必要がなく、当日のスコアだけで完結します。
  • 運の要素が程よく入る。どのホールが「隠しホール」として集計対象になるかは伏せられているため、最後まで誰が勝つか読めません。

「ペリア」と「新ペリア」の違いは集計対象のホール数

「ペリア方式」は集計対象が6ホール、「新ペリア(ダブルペリア)方式」はその2倍の12ホールを対象にします。対象ホールが多いぶん、まぐれや大叩き1回の影響が薄まり、より実力に近い結果が出やすくなります。これが「新(ダブル)」と呼ばれる理由であり、参加人数の多いコンペで新ペリアが主流になっている背景でもあります。

隠しホールの決め方|OUT6・IN6のバランスとパー3の扱い

新ペリアの肝は、「隠しホール(集計対象の12ホール)を事前に、参加者に伏せて決めておく」ことです。ここが幹事の腕の見せどころになります。

新ペリアの隠しホール12ホールの決め方(OUT6ホール・IN6ホールでバランスよく、パー3は1〜2ホールに抑える)を示した図解
前半6・後半6でバランスよく選び、スタート前に決めて伏せておくのが基本です

基本ルール:18ホールから12ホールを選ぶ

18ホールのうち12ホールを隠しホール、残り6ホールを集計から外します。多くのコンペでは、OUT(前半9ホール)から6ホール、IN(後半9ホール)から6ホールをバランスよく選ぶ決め方が一般的です。前半・後半のどちらかに偏ると、その9ホールで大叩きした人が極端に不利(または有利)になりやすいので、前後で均等に散らすのが無難です。

パー3(ショートホール)は入れすぎない

隠しホールの決め方でよく話題になるのがパー3の扱いです。後述するように、新ペリアでは隠しホール1打の増減がHDCPに約1.2打も響きます(係数を掛けるため)。パー3は距離が短く大叩きしにくい反面、いったんOB絡みでスコアを崩すと影響が読みにくいホールです。

そのため実務では、パー3を隠しホールに入れすぎない(12ホール中1〜2ホール程度に抑える)、コンペによってはパー3を隠しホールから除外するといった運用がよく採られます。どちらが正解ということはありませんが、「事前にルールとして決めて、参加者のみんなに同じ基準を適用する」ことが最も大切です。

決めるタイミング・伏せ方・上限(キャップ)

隠しホールはスタート前に幹事だけで決めて封をしておき、プレー中は公開しません。参加者が「このホールは集計対象だから慎重に」と分かってしまうと、新ペリアの公平性が崩れるからです。決めた12ホールは紙に書いて封筒に入れる、幹事のメモに控えておくなど、後から確認できる形で残しておきましょう。表彰時に「どこが隠しホールだったか」を発表すると、これも盛り上がるポイントになります。

また、1ホールあたりのスコアに上限を設ける運用もあります(例:ダブルパーまで、またはパー×3までで頭打ち)。1ホール10叩きのような事故を集計から緩和する仕組みです。上限を入れるかどうか、入れるならいくつか——これも事前に決めて参加者に周知しておくと、当日「あの叩きはどう数える?」の揉め事を防げます。

新ペリアの計算方法|早見表と具体的な計算例

ここが本記事の中心です。新ペリアのハンディキャップは、次の3ステップで求められます。

新ペリアの計算3ステップ(隠しホール12ホールの合計→ハンディキャップ=合計×1.5−パー×0.8→ネットスコア=グロス−ハンディキャップ)を示した図解
計算はこの3ステップだけ。参加者ごとにネットを出して小さい順に並べます

計算式(早見表)

  1. 隠しホール12ホールのグロス合計 …… A
  2. ハンディキャップ = ( A × 1.5 − コースのパー )× 0.8
  3. ネットスコア = 18ホールのグロス合計 − ハンディキャップ

式の意味を分解すると分かりやすくなります。

記号・数値 意味
A 隠しホール12ホールで叩いた打数の合計
×1.5 12ホール分を18ホール分に換算する係数(18 ÷ 12 = 1.5)
−パー コースの規定打数(多くは72)を引く=「パーからの超過分」を出す
×0.8 超過分の8割をハンディとして与える調整係数

⚠️ 係数0.8は固定ではありません。コンペによっては別の係数を使う場合もあります。参加者の間で結果が食い違わないよう、採用する係数は事前に決めて明記しておきましょう。この記事では最も一般的な0.8で解説します。

具体例で計算してみる

条件を次のように置きます。

  • コースのパー:72
  • 田中さんの18ホールのグロス合計:95
  • そのうち隠しホール12ホールのグロス合計(A):60

これを式に当てはめると、ハンディキャップ =(60 × 1.5 − 72)× 0.8 =(90 − 72)× 0.8 = 18 × 0.8 = 14.4。ネットスコア = 95 − 14.4 = 80.6 となります。これを参加者一人ひとり計算し、ネットスコアが小さい順に並べれば順位が決まります。

もう一人、初心者の佐藤さんも見てみましょう。グロス合計110、隠しホール12ホール合計(A)76とすると、ハンディキャップ =(76 × 1.5 − 72)× 0.8 =(114 − 72)× 0.8 = 42 × 0.8 = 33.6。ネットスコア = 110 − 33.6 = 76.4

グロスでは田中さん(95)が佐藤さん(110)を大きく上回っているのに、ネットでは佐藤さん76.4 < 田中さん80.6で、初心者の佐藤さんが上位に来ます。これが「初心者にもチャンスがある」新ペリアの醍醐味です。

手計算で気をつけるポイント

  • 隠しホールの合計(A)を間違えない。12ホール分だけを正確に足します。18ホールを丸ごと足してしまうミスが最も多いのです。
  • 端数の扱いを決めておく。小数点以下を四捨五入するか、そのまま比較するか。多くは小数のまま順位づけしますが、同ネットの場合の順位決定ルール(年長者優先、後半ハーフのスコア比較=マッチングスコアなど)も事前に決めておくと安心です。
  • 人数が多いほど手計算は大変になります。電卓・スプレッドシートを併用し、検算する体制にしておきましょう。

なお、楽天GORAをはじめ多くのゴルフ場では、精算時に受け取るスコアカードへ新ペリアのハンディやネットスコアが印字されることがあります。その場合は自分で計算しなくても、カードの数値をそのまま順位づけに使えます。ただしコンペ独自のルール(係数・上限・隠しホール)で集計し直したいときは、上の式で手計算することになります。

ルールの決め方で順位はこう変わる|上限・係数・集計の式

ここまでの計算は、係数0.8・上限なしという前提でした。実際のコンペでは、ここに「1ホールの上限」や「係数」の取り決めが加わります。どれも一行で書けるルールですが、順位を入れ替えるほど効くことがあります。先ほどの田中さん・佐藤さんの数字のまま、何がどう動くかを確かめておきましょう。

隠しホールで1打多く叩くと、ネットは0.2打よくなる

新ペリアには、幹事が知っておくと説明に困らない性質があります。隠しホールで1打多く叩くと、グロスは1打増えますが、ハンディは 1 × 1.5 × 0.8 = 1.2打増えます。差し引きすると、ネットスコアは0.2打よくなるのです。反対に、隠しホール以外で1打多く叩けば、ネットはそのまま1打悪くなります。

つまり新ペリアでは、隠しホールでの大叩きがそのままハンディに換わり、ネットではむしろ得になることがあります。前の章で触れた「1ホールの上限(ダブルパーなど)」は、この効き方に歯止めをかけるための取り決めです。

数字で見てみます。佐藤さんが隠しホールのパー4で10打だったとして、ダブルパー(8打)で頭打ちにすると、Aは76から74に下がります。ハンディは(74 × 1.5 − 72)× 0.8 = 39 × 0.8 = 31.2。グロスは110のままなので、ネットは110 − 31.2 = 78.8です。上限なしの76.4より2.4打悪くなり、田中さん(80.6)との差は4.2打から1.8打に縮まります。なお、ここでは上限をハンディの計算(A)にだけ当てはめ、グロスは実際の打数のまま数えました。グロスにも上限を当てるやり方もあるので、どちらにするかも事前に決めておきます。

係数を変えると、順位が入れ替わることもある

係数0.8を別の値にした場合も、同じ2人で比べてみます(0.6と1.0は、比較のために置いた仮の値です)。

係数 田中さん(グロス95・A60) 佐藤さん(グロス110・A76) 上位
0.6 ハンディ10.8 → ネット84.2 ハンディ25.2 → ネット84.8 田中さん
0.8 ハンディ14.4 → ネット80.6 ハンディ33.6 → ネット76.4 佐藤さん
1.0 ハンディ18.0 → ネット77.0 ハンディ42.0 → ネット68.0 佐藤さん

係数が大きいほどハンディが大きくなり、スコアの多い人が有利になります。0.6にすると、0.8では負けていた田中さんが上位に戻りました。係数は「スコアの多い人にどこまでハンディを渡すか」を決めるつまみのようなものです。経験者が多い会と、ゴルフを始めたばかりの人が混ざる会とでは、ちょうどよい値も変わります。だからこそ、係数は開催前に決めて伝えておくことが大切です。

スプレッドシートに式を入れておくと集計が早い

参加者が10人を超えると、手計算と検算だけで表彰の時間が押してしまいます。Googleスプレッドシートやエクセルに次のように式を入れておくと、打数を打ち込むだけでネットと順位が出ます。

場所 入れるもの
1行目(B1〜S1) 1〜18番ホールのパー
2行目(B2〜S2) 隠しホールなら1、それ以外は0
3行目以降(B〜S列) 参加者ごとの18ホールの打数(A列に名前)
  • 隠しホールの合計(T3):=SUMPRODUCT(B3:S3,$B$2:$S$2)
  • グロス(U3):=SUM(B3:S3)
  • ハンディ(V3):=(T3*1.5-SUM($B$1:$S$1))*0.8
  • ネット(W3):=U3-V3
  • 順位(X3):=RANK(W3,$W$3:$W$30,1)

コースのパーは1行目の合計から取るので、パー71やパー70のコースでも式を直す必要はありません。ダブルパーの上限を入れる場合は、T3を =SUMPRODUCT((B3:S3>2*$B$1:$S$1)*2*$B$1:$S$1+(B3:S3<=2*$B$1:$S$1)*B3:S3,$B$2:$S$2) に置き換えます(パーの2倍を超えた打数を、パーの2倍として数える式です)。

参加者の打数をすべて打ち込んでから、最後に2行目へ隠しホールの1を入れれば、集計の途中で隠しホールが周りに見えてしまうこともありません。同じネットの人には同じ順位が付くので、そこで事前に決めた同ネット時のルールを当てます。式を入れたシートを1枚作っておけば、次のコンペからは使い回せます。

スコアの記録・共有をラクにする|LINEで完結する幹事ツール

計算式そのものは以上でバッチリですが、幹事の負担は「計算」だけではありません。むしろ大変なのは、参加者みんなのスコアカードを集めて記録する、グループに結果を共有する、「前回あのコース、誰が何打だった?」を後から振り返る——という、記録・共有・アーカイブの部分です。紙のカードはロッカーで撮ってLINEに流して終わり、過去の戦績は誰も持っていない。そんなコンペは多いのではないでしょうか。

私たちが開発・運用しているLINE完結型の幹事サポートツール(ひとりゴルフ幹事サポート)は、まさにこの「グループの記憶装置」を目指して作ったものです。

  • スコアカードを写真で撮るだけで、AI(OCR)が数字を読み取り、確認画面で修正しながらグループの戦績DBに保存できます。
  • 手入力にも対応。OCRが苦手な手書き・鉛筆書きは、確認画面がそのまま手入力フォームを兼ねるので取りこぼしません。
  • 保存したスコアはグループ単位でアーカイブされ、履歴・統計としていつでも振り返れます。「前回のあのコース、何打だっけ?」に答えられるようになります。
  • 出欠調整(◯△×・車出し可否)もLINE内で完結します。ラウンドの案内や記録のページは、ボタン1つでLINEのトークへ送れます。
  • アプリのダウンロードもログインも不要。LINEのミニアプリ(LIFF)で動くので、メンバーにアプリを入れてもらう必要がありません。「みんなにアプリDLをお願いするのは無理」という幹事のリアルな壁を回避できるのが、このツール最大の強みです。なお、ラウンドの作成やスコアの保存など記録を書き込むときだけは、グループで決めた合言葉を入力します(記録を見るだけ・出欠に答えるだけなら不要です)。

⚠️ このツールは、新ペリアのハンディを自動で計算する機能は持っていません。計算の手順は、この記事の早見表(前の章)を使ってください。ツールの役割はあくまで「計算のもとになる参加者のスコアを、記録・共有・振り返りできるようにする」ことです。

ツールの詳しい使い方と実際の画面は、こちらの記事でも紹介しています。

まとめ:段取りはこの記事の早見表で、記録はツールで

最後に、幹事としてコンペをスムーズに回すためのコツをまとめておきます。

事前に「決めて共有」しておくこと

新ペリアで揉めないための鉄則は、曖昧なところを当日までにすべて決めておくことです。

  • 隠しホールの数(新ペリアなら12)と選び方(OUT6・IN6、パー3の扱い)
  • ハンディの係数(0.8など)
  • 1ホールの上限(ダブルパー/パー×3など、設けるか否か)
  • 同ネット時の順位決定ルール(マッチングスコア・年齢など)
  • 表彰の対象(優勝・準優勝・ブービー・ニアピン・ドラコンなど)

これらを開催前にLINEグループへ一度アナウンスしておけば、当日の集計も表彰もスムーズです。

予約はオンラインで、記録は「その日のうち」に

コース選びと予約も幹事の仕事です。プレー費やコンペプランを比較して予約するなら、楽天GORAのようなオンライン予約サービスを使うと、コンペ向けプランやポイント還元も含めて段取りしやすくなります。

※本記事内の楽天GORAへのリンクは、アフィリエイト広告を含みます。

そしてスコアカードは、時間が経つと紛失しがちです。精算後、ロッカーで写真を撮ったその場で記録・共有してしまうのがベストです。前述のツールを使えば、撮影→OCR→保存までをLINE内で完結でき、戦績がグループに積み上がっていきます。回を重ねるほど「グループの記憶」が資産になっていきます。

個人の上達管理に使うスコアアプリの選び方は、こちらの記事にまとめています。グループの戦績共有は幹事サポート、個人の記録はスコアアプリ、と使い分けるのがおすすめです。

幹事の仕事は、段取りと集計に追われて自分のゴルフを楽しめないことも多いものです。計算はこの記事の早見表で、記録と共有はツールで——という役割分担で、次のコンペをぜひラクに回してください。

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