2ボールのパターを中古ショップで探して、「Ai-ONE 2-BALL」で検索してみると、商品名の末尾が「CH」のものと「DB」のものの2本が並んでいます。ヘッドはどちらもボール2つ分のアライメントが付いた大きなマレットに見えるのに、シャフトの付き方が違って見える。同じ年に出たモデルのようにも見えるので、何が違うのか、自分のストロークにはどちらが合うのかが分からず、手が止まってしまう場面です。この記事では、この2本をまとめて1つのモデルとして扱い、パターDBの列だけを手がかりに、ネックとトウハングの違い、★の理由、近い2ボールとの位置関係を読み解きます。
この記事でわかること
- 2024年のAi-ONEにある2ボール(CHとDB)の、パターDBに入っている主なスペック
- ネックとトウハングの組み合わせが、どんなストロークの目安になるのか
- 寛容性と操作性の★が、なぜその位置に決まるのか
- 2021年・2024年・2026年の2ボールと比べたときの、CHとDBそれぞれの近い相手
- 中古で買うときに、CHとDBを取り違えないための確認点
オデッセイ Ai-ONE 2ボール(2024)とはどんなパターか
2-BALLは、ボール2つ分のアライメントを特徴にしたオデッセイのヘッド名です。当サイトのパターDBでは、この名前が年もシリーズも違う形で何本も登録されています。この記事の主役は、そのうち2024年のAi-ONEシリーズにある2-BALLです。パターDBには、このシリーズ・この年の2-BALLが、商品名の末尾が違う2行(2-Ball CH と 2-BALL DB)で入っています。どちらもパターDB上の発売年は2024年で、ネックとトウハングが違う2本として、この記事では1つにまとめて読みます。
Ai-ONEというシリーズの位置づけ
パターDBのシリーズ概要では、Ai-ONEのインサートは「AI-ONE Insert」、シャフトは「STROKE LAB 90」と登録されています。特徴の欄には「AIが設計したインサートパターンで打点ごとの初速を均一化」とあり、概要の文章には、2023年に登場したAI搭載のパターで、ボール初速の均一化によって、ミスヒットしたときの距離のロスを軽減する、という趣旨が書かれています。
ここで正直に書いておくと、これはメーカーの説明をパターDBが整理した内容で、この記事で確かめた効果ではありません。初速がどれくらい揃うのか、インサートが実際の転がりをどう変えるのかは、パターDBに測った列がなく、この記事ではこのモデルを打った感想も書けないので、語りません。打感の良し悪しも同じ理由で書きません。パターDBの列から言えるのは、ヘッド形状・トウハング・ネック・ロフト・長さといったスペックと、そこから決まる寛容性と操作性の2つの★までです。
パターDBに入っているスペックを並べて見る
先に、パターDBの値をそのまま表にします。数値は転記で、再計算はしていません。
| 項目 | 2-Ball CH | 2-BALL DB |
|---|---|---|
| 年 | 2024年 | 2024年 |
| ヘッド形状 | マレット | マレット |
| トウハング | クォーター | フェースバランス |
| ネック(パターDBの列) | プラマーネック | ダブルベンド |
| ロフト | 3.0度 | 3.0度 |
| 標準の長さ | 34インチ | 34インチ |
| インサート(シリーズ概要) | AI-ONE Insert | AI-ONE Insert |
| シャフト(シリーズ概要) | STROKE LAB 90 | STROKE LAB 90 |
| 新品定価 | ¥46,200 | ¥46,200 |
| 初心者向き判定(パターDB) | 向く | 向く |
2本は、ヘッド形状・ロフト・長さ・新品定価までが同じで、スペックの列での違いはトウハングとネックの2つだけです。見分けるときの手がかりは、ほぼこの2つに集まります。
初心者向き判定は、2本とも「向く」です。ただしこの判定は設計上の位置を表すもので、実際の打ちやすさを保証するものではありません。
同じAi-ONE・同じ2024年の兄弟たち
パターDBには、同じAi-ONEシリーズ・同じ2024年の行が、この2本のほかにも登録されています。名前だけを挙げると、#2、#7 DB、2-BALL JAILBIRD MINI、DOUBLE WIDE CH、JAILBIRD MINI DB、Rossie DB、Square 2 Square、WING BACK などです。このうち 2-BALL JAILBIRD MINI は、名前に2-BALLと付いていても、名前からジェイルバード系の別ヘッドと読めるので、この記事の兄弟には入れていません。ほかの行も、ヘッド名が違うものとして、この記事では並べません。
名前の末尾に注目すると、パターDBの上では、DB が付く行と CH が付く行が複数のヘッドにまたがっています。末尾の2文字は、ヘッドの名前ではなく、ネックの違いを示す表記です。次の章で、この2つの表記がパターDBの列とどう対応しているのかを見ます。
ネック違いで選ぶ|CHとDB、2つのネックはどんなストロークに合うのか
パターには、まっすぐ引いてまっすぐ出すストロークと、ゆるく弧を描くストロークがあるといわれます。その相性の目安になるのが、トウハング(シャフトを水平に支えたとき、ヘッドのつま先がどれだけ下がるか)と、ネックの付き方です。この章の話は、すべて目安で、断定ではありません。
DB|ダブルベンド×フェースバランス=ストレート寄りの目安
フェースバランスは、シャフトを水平に支えてヘッドをぶら下げたとき、フェース面が真上を向いて、つま先が下がらない状態です。ヘッドの向きが変わりにくいので、フェースを開閉させずに動かす、まっすぐ寄りのストロークの目安になります。ダブルベンドは、シャフトがヘッドの手前で2回曲がってからヘッドに付くネックです。当サイトの、ネックからストロークを読む目安では、ダブルベンドとセンターシャフトはストレート寄りの設計として扱っています(この目安は★の計算には入りません)。
2-BALL DB は、この2つの条件が揃っています。カードのタグではストレート向きと表示します。2つの列が同じ向きをさしているので、ストロークの目安としては読み取りやすい1本です。ただし、ダブルベンドだから必ずまっすぐ引ける、ということはありません。自分のストロークが実際にまっすぐ寄りなのか、弧を描いているのかは、練習グリーンで確かめるしかありません。
CH|名前はクランクホーゼル、パターDBの列はプラマーネック
2-Ball CH のほうは、少し読み方に注意が要ります。名前の末尾の「CH」は、オデッセイの表記でクランクホーゼルの略です。ところがパターDBでは、この行のネックの列はプラマーネックとして登録されています。名前の表記と列の分類が一致しておらず、パターDB側でも、Ai-ONE の CH が付く行の分類が行によって分かれています。そのため、この記事では「CHだからクランク」「列がプラマーだからプラマー」のどちらにも断定せず、名前と列が食い違っていることをそのまま示しておきます。
ネックの分類から、ストロークの向き不向きを言い切ることもしません。そのかわりに使えるのが、トウハングの列です。CH の行はクォーターで、これはフェースバランス(つま先が下がらない状態)とハーフ(つま先が斜めに下がる状態)の中間にあたります。ヘッドの向きが少し動く側にあるので、ストロークの目安としては、DB よりややアーク寄りに傾く、というところまでは言えます。カードのタグではややアーク向きと表示します。
CH の行には、パターDBの初心者向き判定の理由欄に、トウハングは小さめで、マレットの大きなヘッドが方向のブレを抑える、という趣旨の記載があります。この記事では文をそのまま写さず、列から言える範囲だけを書いています。
2本を並べると何が違うのか
| 項目 | 2-Ball CH | 2-BALL DB |
|---|---|---|
| 名前の末尾 | CH | DB |
| トウハング | クォーター | フェースバランス |
| ネック(パターDBの列) | プラマーネック | ダブルベンド |
| ストロークの目安 | ややアーク寄り | ストレート寄り |
| 寛容性 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 操作性 | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
| 初心者向き判定(パターDB) | 向く | 向く |
つまり、この2本の違いは「ややアーク寄りの側」か「ストレート寄りの側」か、という目安の違いです。どちらにも初心者向き判定は「向く」とあり、パターDBの上で、どちらかが優れているという関係ではありません。選ぶときの順番は、次のように考えると迷いが減ります。
- まず、自分のストロークがまっすぐ寄りか、弧を描く側かを、練習グリーンで確かめる
- まっすぐ寄りの感覚が強いなら、ダブルベンド×フェースバランスの DB から見る
- 弧を描く感覚があるなら、クォーターの CH から見る
- どちらか分からないなら、構えたときの見え方が好みに合う側を、店頭で確かめる

最後は、実物を構えて確かめる項目です。ネックの形が違えば、上から見たときのヘッドの見え方や、グリップを握る手とヘッドの位置関係の感じ方は変わるはずですが、その好みや向き不向きを測った列は、パターDBにありません。「DBのほうが構えやすい」「CHのほうが合う」といった話は、この記事では書けません。
3軸スコアで見る強みと弱み
当サイトの3軸スコアは、寛容性(ミスへの強さ)・コスパ・操作性(打ち分けのしやすさ)の3つです。このうち寛容性と操作性は、ヘッド形状とトウハングの組み合わせから決まる設計上の指標で、実際の打ち心地や相性を採点したものではありません。ネックの種類は、この2つの★の計算には入っていません。ですので、ダブルベンドかプラマーネックかは、★の理由にはなりません。
寛容性は、トウハングで1つ違う
寛容性は、ヘッドが大きく、トウハングが小さいほど高くなります。ヘッドが大きいと慣性モーメントが大きく、芯を外してもヘッドが回りにくくなります。トウハングが小さければ、ストロークの中でフェースの向きが変わりにくくなります。2-BALL DB はマレットでフェースバランスなので、当サイトの採点表では、寛容性がいちばん上の段に入ります。
2-Ball CH は同じマレットでも、トウハングがクォーターなので一段下がります。2本の寛容性の★が1つ違うのは、モデルごとの個性が★に出た結果ではありません。採点表が「ヘッド形状×トウハング」で決まっているので、誰が計算しても同じ★になります。
操作性は、寛容性の裏返しになる
マレットの操作性は、寛容性のちょうど裏返しです。フェースバランスのマレットは、操作性の表でいちばん低い段に入り、クォーターは一段上がります。ここでも、DB と CH で★が1つ違うのは、トウハングの違いが採点表にそのまま表れた結果です。つまり DB は、フェースの向きが変わりにくい設計のかわりに、意図的に球筋を作る余地が小さい位置にいます。CH は、その余地がDBよりわずかに残る位置です。
| マレットのトウハング | 寛容性 | 操作性 | この記事の2本で当てはまる行 |
|---|---|---|---|
| フェースバランス | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | 2-BALL DB |
| クォーター | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | 2-Ball CH |
| ハーフ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | (この記事の行にはなし) |
| フル | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | (この記事の行にはなし) |
寛容性と操作性は、おおむね片方が高いほどもう片方が低くなる関係で、両方が★5になるモデルは、採点表の上では存在しません。DB の操作性が低いのは欠点というより、ミスへの強さを優先した設計の裏返しです。トウハングの付いたブレードは逆で、操作性が高い代わりに寛容性が低い位置に入ります。どちらが優れているかではなく、何を優先する設計かが違う、という見方になります。
コスパは、価格との関係を見る指標
3つ目のコスパ★は、寛容性・操作性とは決まり方が違います。パターDBの中古価値の区分と、当サイトが国内の中古ショップ在庫から実測した中古相場の組み合わせから、当サイトの手順で決まる指標です。記事の側で計算し直すことはせず、パターDBの値をそのまま転記しています。2本のコスパ★は、次の表に載せたとおりです。
| モデル | 寛容性 | コスパ | 操作性 |
|---|---|---|---|
| 2-Ball CH | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| 2-BALL DB | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
ただし、コスパ★が低いことは、割高という意味ではありません。中古相場の額そのものが高い帯のモデルは、採点表の上で低い位置に入る仕組みなので、新しい世代の高級モデルは低い位置に落ち着きやすくなります。新品で欲しい人にとっては、最適な選択であることもあります。コスパ★は品質の評価ではなく、価格との関係を見るための指標で、中古相場の実測が更新されるたびに変わりうる値です。この記事に載せた★は、執筆時点のパターDBの値で、将来も同じとは限りません。
似ているモデルと比べる|2021年・2024年・2026年の2ボールと並べる
2-BALL と同じ名前を持つモデルは、パターDBの中に、年もシリーズもネックも違う形で入っています。ここでは、Ai-ONE の2本に近い5本を加えて、列で言える差だけを並べます。比べられるのは、年・シリーズ・ネック・トウハング・価格タグ・★です。シリーズの中身(インサートなど)の比較は、この記事ではしません。
一覧表|DB行に近い相手とCH行に近い相手は分かれる
| シリーズ | モデル | 年 | トウハング | ネック | 中古相場 | 寛容性 | コスパ | 操作性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ai-ONE | 2-BALL DB | 2024 | フェースバランス | ダブルベンド | ¥21,880※ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
| Ai-ONE | 2-Ball CH | 2024 | クォーター | プラマー | ¥25,650 | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| Ai-DUAL | 2-BALL | 2026 | フェースバランス | ダブルベンド | ¥32,880※ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
| Ai-DUAL TRI-BEAM | 2-BALL | 2026 | クォーター | クランクホーゼル | — | ★★★★☆ | — | ★★☆☆☆ |
| Ai-ONE TRI-BEAM | 2-BALL CH | 2024 | クォーター | クランクホーゼル | ¥22,900※ | ★★★★☆ | — | ★★☆☆☆ |
| White Hot OG | 2-Ball | 2021 | フェースバランス | ダブルベンド | ¥18,880※ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
| DFX | 2-Ball | 2021 | フェースバランス | ダブルベンド | ¥11,140※ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ |
(「※」は美品=AB以上の出物が3本に満たず、在庫にある全ランクの完品から採った中央値)
ヘッド形状(マレット)、ロフト(3.0度)、標準の長さ(34インチ)は、表のどの行も同じです。寛容性と操作性の★の並びは、トウハングごとに決まる採点表の結果なので、同じトウハングのモデルは同じ★になります。違いとして言えるのは、年、シリーズ、トウハング、ネック、そして価格タグです。これは表に載せた範囲の話で、2ボール全体にあてはまる一般論ではありません。
表を見ると、DB の行と同じ並び(ダブルベンド×フェースバランス)なのは、Ai-DUAL の 2-BALL、White Hot OG の 2-Ball、DFX の 2-Ball の3本です。一方、CH の行と同じトウハング(クォーター)の2本は、どちらもネックがクランクホーゼルの TRI-BEAM の2本です。つまり、同じ2024年の2本でも、DB と CH では「列の上で近い相手」が分かれます。
コスパの「—」は、行によって理由が違います。ネック名の付かない Ai-DUAL TRI-BEAM の2-BALL の「—」は、中古相場を確かめられていないため、コスパ★の材料がないからです。Ai-ONE TRI-BEAM の2-BALL CH の「—」は、筆者の所有モデルとして登録しているモデルには、所有者の評価を点数にしない、という当サイトの決まりでコスパ★を付けていないからです。同じ「—」でも意味が違うので、表だけで読み比べないようにしてください。
CH行に近い側|クランクホーゼル×クォーターの2本
まず、CH の行と同じトウハングを持つ2本です。そのうち最も紛らわしいのが、同じ2024年・同じ Ai-ONE のインサートを持ち、名前も同じ「2-BALL CH」で終わる TRI-BEAM の1本です。商品名だけを見ると、取り違えやすい組み合わせです。
列で言える差は、ネックの表記です。TRI-BEAM のほうはパターDBでもクランクホーゼルの列、この記事の CH はプラマーネックの列になっています。もうひとつは、名前に TRI-BEAM(三角形のホーゼル部分を指す呼び名)が付いているかどうかです。三角形の部分がストロークにどう効くかは、パターDBに列がないので、ここでは結論を言いません。三角ホーゼルについて詳しく知りたいときは、次の記事が受け持っています。

Odyssey / Ai-ONE TRI-BEAM(2024年)
2-BALL CH
寛容性 ★★★★☆ / コスパ — / 操作性 ★★☆☆☆
2024年のAi-ONE TRI-BEAMにある2-BALL CHです。マレットでクォーターのトウハング、ネックはクランクホーゼルです。同じ年のAi-ONEの2-Ball CHとは、トウハングも同じで、違いはネックの列の表記と、名前にTRI-BEAMが付くかどうかです。コスパ★は、筆者の所有モデルとして登録しているモデルなので、当サイトの決まりで付けていません。名前が似た2024年の2-BALL CHを、TRI-BEAMの側で見たいときの比較相手です。
もう1本は、2年後の2026年にあたる Ai-DUAL TRI-BEAM の2-BALL です。クォーターのトウハングにクランクホーゼルと、列の上では2024年の TRI-BEAM の2-BALL CH と同じ並びです。違うのは、年とシリーズ、価格タグです。この行は、中古相場を確かめられていないため、カードには新品定価を載せています。価格でこの行と比べることは、この記事ではできません。

Odyssey / Ai-DUAL TRI-BEAM(2026年)
2-BALL
寛容性 ★★★★☆ / コスパ — / 操作性 ★★☆☆☆
2026年のAi-DUAL TRI-BEAMにある2-BALLです。マレットでクォーターのトウハング、ネックはクランクホーゼルで、2024年のAi-ONEの2-Ball CHとは、トウハングが同じでネックの列の表記と年が違います。中古相場は、当サイトの手順(国内中古ショップ在庫の実測)で確かめられていないため載せていません。CHの行に近いトウハングを、2026年の世代で見たいときの比較相手です。
DB行に近い側|ダブルベンド×フェースバランスの3本
次に、DB の行と同じ並び(ダブルベンド×フェースバランス)を持つ3本です。まず、2年後の2026年にある Ai-DUAL の 2-BALL です。ヘッド形状・トウハング・ネックまで DB の行と同じで、違いは年とシリーズ、価格タグです。世代の序列を言えるわけではなく、パターDBの列から言えるのは、年が違うということまでです。

Odyssey / Ai-DUAL(2026年)
2-BALL
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
2026年のAi-DUALにある2-BALLです。マレットでフェースバランス、ネックはダブルベンドで、2024年のAi-ONEの2-BALL DBとは、列の並びが同じです。違うのは年とシリーズ、価格タグです。DBの行と同じ並びを、2026年の世代で見たいときの比較相手です。
続いて、3年前の2021年にある2本です。White Hot OG の 2-Ball と DFX の 2-Ball は、マレットでフェースバランス、ネックはダブルベンドと、列の並びが DB の行と同じです。この表の範囲では、ダブルベンド×フェースバランスの2ボールが2021年にも2024年にも2026年にもある、という見方ができます。ただし、これも表に載せた範囲の話です。パターDBには、2022年の 2-BALL TEN など、この表に載せていない年の2ボールもあります。
White Hot OG の 2-Ball と Ai-ONE の DB について、この記事では、列の差だけを示すにとどめ、どちらが上かの結論は書きません。

Odyssey / White Hot OG(2021年)
2-Ball
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★★☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
2021年、White Hot OGシリーズの2ボールです。マレットでフェースバランス、ネックはダブルベンドで、列の並びはAi-ONEの2-BALL DBと同じです。違うのは年とシリーズ、価格タグです。パターDBの列から言えるのはここまでで、同じネックと同じトウハングを、3年前の世代で見たいときの比較相手です。

Odyssey / DFX(2021年)
2-Ball
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★★★☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
同じく2021年、DFXシリーズの2ボールです。マレットでフェースバランス、ネックはダブルベンドで、スペックの列はWhite Hot OGの2-Ballと同じです。違いはシリーズ名と価格タグで、スペックの列だけでは差が出ません。同じ2021年の2ボールを、シリーズ違いで見比べたいときの比較相手になります。

中古で買うときに見るところ
ここからは、Ai-ONE の2ボールを中古で探す場合の話です。出物の多さや、手に入りやすさについては、パターDBの列だけでは言えないので、この記事では見立てを書きません。名前が似た行が多く、しかもこのモデルは末尾の2文字しか違わない2本があるので、パターそのものの状態に加えて、「どのモデルか」を取り違えないことが、最初の確認になります。
筆者の基準|中古パターを買うときの4つの確認点
※ここは筆者個人の基準(N=1)です。Ai-ONE の2ボールを買った話ではなく、中古のパターを買うときに私が一般的に確かめている点を、要旨で書いています。
- 偽物のリスク:メルカリでは、ちゃんとしたショップか、明らかに個人の出品かを確かめます。写真が多いか、日本語に違和感がないか、過去の評価はどうかも見ます。場合によっては、AIに写真を見せて判断することもあります。
- シャフトの長さ:私は34インチを基準にしています。2ボールも、パターDB上の標準は34インチです。
- ヘッドカバーの有無:後から別に買うと、意外と高く付きます。年代物のカバーはひび割れしやすいので、期待しすぎません。
- フェース面の状態:購入前に確認します。
この4点は、2ボールに限らない、中古パター全般の基準です。付属品が揃っているかは、出品ごとに違うので、写真と説明で確かめてください。シャフトの長さやフェース面の状態は、写真だけでは判断しにくい場合もあるので、出品者に質問できるかどうかも、ひとつの目安になります。
CHとDBを取り違えないための見分け方
この4点とは別に、パターDBの列から言える、このモデルに固有の確認点があります。
- 商品名の末尾:この記事の2本では、末尾が DB のほうがダブルベンド×フェースバランス、CH のほうがクォーターのトウハングです。同じ Ai-ONE の名前でも、ほかのヘッドやシリーズでは末尾とトウハングの組み合わせが違う行があるので、この2本に限った見分け方です。出品タイトルに末尾が入っているかを、まず見ます。
- ネックの形:DB はシャフトがヘッドの手前で2回曲がって付くネックです。CH はクランク形状のホーゼルを持つ名前ですが、パターDBの列ではプラマーネックと分けているので、写真で見たときの形だけで断定せず、商品名の末尾と合わせて確かめます。出品タイトルが間違っていることもゼロではないので、タイトルと写真を合わせて見るのが確実です。
- TRI-BEAM の有無:名前に TRI-BEAM が入っていれば、シリーズが Ai-ONE TRI-BEAM の別の行です。「2-BALL CH」で終わる名前でも、Ai-ONE の2-Ball CH とは別のモデルになります。
- 年:この記事の2本は2024年、Ai-DUAL の 2-BALL は2026年と、パターDBでは年が違います。Ai-ONE の名前が付く行はほかの年にもあるので、名前が似ていても、年まで見て確かめるのが確実です。
- シャフト:シリーズ概要のシャフトの列は STROKE LAB 90 です。出品写真や説明のシャフトが、シリーズの仕様と合っているかも、見ておく項目です。
検索するときは、英字の「Ai-ONE 2-BALL」と、カタカナの「AIワン 2ボール」の両方で探しておくと、表記の違いによる見落としを減らせます。どちらの表記で見つけた出品でも、上の確認点(末尾・シリーズ名・年・シャフト)で確かめるのは同じです。
棚の前での確認順と、主役のカード
ここまでの内容を、棚の前での確認順に並べると、次のようになります。
- ヘッドの形を見る。2ボールのアライメントが付いたマレットか。
- シリーズ名に「TRI-BEAM」が付いていないか、「Ai-DUAL」ではなく「Ai-ONE」か、年は2024年かを見る。
- 商品名の末尾が CH か DB かを見て、写真のネックの形と合わせる。
- 長さ(34インチが標準)と、ヘッドカバー、フェース面の状態を見る。
- 最後に値札を見て、カードの相場と並べる。状態の違いを頭に置いておく。
値札を最後に回すのは、先に値札を見ると、取り違えに気づく前に気持ちが決まってしまうことがあるからです。下のカードに載せている中古相場は、当サイトが国内の中古ショップの在庫を実測した値です。カードの( )内に状態の注記があるときは、美品(AB以上)の出物が3本に満たず、全ランクの完品から採った中央値だという意味です。実際の店頭や出品で見る個体の値札と並べるときは、状態を見比べてください。

Odyssey / Ai-ONE(2024年)
2-Ball CH
寛容性 ★★★★☆ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★★☆☆☆
この記事の主役のうち、末尾がCHの2-Ballです。マレットでクォーターのトウハング、長さは34インチ、ロフトは3度です。名前のCHはクランクホーゼルの略ですが、パターDBのネックの列はプラマーネックで、この記事では名前と列のどちらにも断定していません。ストロークの目安は、DBよりややアーク寄りの側です。同じ2ボールのマレットで、DBよりトウハングの付いた側を見たいときの1本です。

Odyssey / Ai-ONE(2024年)
2-BALL DB
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
この記事の主役のうち、末尾がDBの2-BALLです。マレットでフェースバランス、ネックはダブルベンドで、まっすぐ寄りのストロークの目安になります。長さは34インチ、ロフトは3度。パターDBの初心者向き判定は「向く」で、理由欄には、フェースバランス設計がまっすぐ引くストロークに自然に合うこと、2ボールのアライメントで方向性の不安を解消すること、という趣旨が書かれています。同じ2ボールのマレットで、ミスへの強さを設計で優先したいときの1本です。
まとめ:このパターが合う人・合わない人
ここまでの内容を、列の事実だけでまとめます。2024年のAi-ONEの2ボールは、ヘッド形状・ロフト・長さ・新品定価が同じで、スペックの列ではトウハングとネックだけが違う2本です。DB はマレットのフェースバランスにダブルベンドで、まっすぐ寄りのストロークの目安にあたります。CH はマレットのクォーターで、ネックの列はプラマーネック(名前はクランクホーゼルの略)、ストロークの目安はDBよりややアーク寄りの側です。寛容性と操作性の★は、ヘッド形状とトウハングで決まる設計上の指標で、どちらが優れているかではなく、何を優先する設計かが違う、というのがこの2本の関係です。
合いやすい人(目安)
- まっすぐ引いてまっすぐ出すストロークを目指していて、ミスへの強さを設計で優先したい人は、DB の側から見る
- ゆるく弧を描く感覚があって、ヘッドの向きが少し動く側を残したい人は、CH の側から見る
- ボール2つ分のアライメントで、構えたときの向きの不安を減らしたい人
合いにくい人
- 打感の良し悪しで選びたい人。パターDBに打感の列が無いため、この記事では判断の材料を出せません
- 球筋を意図的に作る余地を大きく残したい人。操作性の★は、この型では2本とも低い位置です
- 自分のストロークが分からないまま、ネックの名前だけで選ぼうとしている人
- 末尾の CH と DB、あるいは TRI-BEAM の有無を確かめないまま、値札だけで決めようとしている人
迷ったときの順番
- ストロークの型が分からない人は、パターを選ぶ前に、型を確かめる
- 型が分かったら、トウハングとネックから絞る。まっすぐ寄りなら DB、ややアーク寄りなら CH
- 最後に、中古の個体の状態と、末尾・シリーズ名・年の取り違えを確認する
⚠️ 3軸スコアは、ヘッド形状やトウハングから決まる設計上の指標です。実際の打感・構えやすさ・転がりの相性は人によって異なります。候補をしぼり込んだら、最終的にはゴルフショップの試打やフィッティングで、自分の手とストロークで確かめてください。
自分のストロークがまっすぐ寄りなのか、弧を描いているのかが分からないときは、ネックの形で迷う前に、5つの質問に答えるだけのパター診断ツールで傾向をしぼり込むのが近道です。
Ai-ONE というシリーズ全体の選び方を知りたいときは、次の記事が向いています。
オデッセイの2ボールを年代をまたいで見渡したいなら、全モデルを比較した記事が近道です。
ベストスコア86、アベレージ100のアマチュアゴルファー。
身長177cm、体重78kg前後の中肉中背40代ゴルファーです。
2020年にゴルフ開始。
2022年から本格的に練習をするようになったがなかなか上達せずに120前後から変わらず。
試行錯誤しながら、少しずつ上達中。
関東のゴルフ場がメインの月1~2ゴルファーです。


