中古サイトの検索窓に「オデッセイ ダブルワイド」と入れます。一覧に並んだのは、2019年のものから今年のものまで。シリーズ名もバラバラで、値段の桁もそろっていない。写真を見比べても、どれも似たような幅広のヘッドに見える。新品の最新モデルを買うべきなのか、型落ちの中古で足りるのか——ここで手が止まります。当サイトのパターDBで、この「ダブルワイド」と名の付くモデルを1本残らず数えてみました。
この記事でわかること
- 当サイトのDBにある「ダブルワイド」は33本。2019年から2026年まで20シリーズにまたがる
- 読者に見えるスペックの組み合わせは14通りしかなく、最多の1通りに10本が入っている
- その10本は6つの年に散らばっている=形で選んでいるなら、年式は選ぶ理由になりにくい
- 末尾に記号(CS・CH・FLOW・DB)が付いているほうが中身は読める。読めないのは「無印」のほう
- 「幅広ブレード」の名前でも8本はマレット。ただし2025年以降はブレードに戻っている
中古サイトで「ダブルワイド」を検索したときに起きること
パターを中古で探していて最初につまずくのは、値段でも状態でもありません。同じ名前の商品が、同じものに見えないことです。ダブルワイドはその代表格でした。
年式もシリーズも値段も、ひとつの一覧に混ざって並ぶ
当サイトのDBで「ダブルワイド」の名を持つオデッセイのモデルを数えると33本ありました。発売年は2019年から2026年まで、シリーズは20種類にまたがります。Stroke Lab、Triple Track、White Hot、TRI-HOT 5K、Ai-ONE、Ai-DUAL——中古サイトの検索結果には、これらが年代順でも価格順でもなく混ざって出てきます。
中身も一定ではありません。形状はブレード24本・マレット8本・ハーフマレット1本、ネックは5種類、トーハング(ストローク中のフェースの開閉しやすさ)は3種類に散っています。長さも34インチが30本ある一方で、38インチと39インチが混じります。「ダブルワイドが良いらしい」で買いに行くと、狙っていたものと性格の違う1本が届くことが起こり得るわけです。
「DW」と「TRIPLE WIDE」——3通りで検索しないと見落とす
もうひとつ厄介なのが表記です。当サイトのDBでは、この家系の中で「DOUBLE WIDE」と書かれているものが29本、「DW」と短縮されているものが4本ありました。短縮形の4本はすべて2026年のモデルです。中古サイトの検索は文字列で当てにいくので、「ダブルワイド」だけで探すと現行世代が視界に入りません。
逆方向の落とし穴もあります。「WIDE」で広く探すと当サイトのDBでは32本が当たりますが、そのうち3本は別の家系です(TRI-HOT 5KのTRIPLE WIDEが2本と、Ai-ONE MILLED CRUISERのONE WIDE T CHが1本)。しかもこの広い検索にも、DW表記の4本は当たりません。
なぜ表記が変わったのか、その理由は書きません。当サイトのDBはメーカーの命名の意図までは持っていないからです。実用として持ち帰っていただきたいのは1点だけ、「ダブルワイド」「DOUBLE WIDE」「DW」の3通りで検索しないと見落とすということです。
33本を並べたら、スペックは14通りしかなかった
ここからが本題です。33本を、読者が実際に選ぶときに見る項目——形状・ネック・トーハング・長さ・ロフト・寛容性・操作性の7項目——の組み合わせで並べ直しました。すると14通りにまとまりました。
この7項目にコスパのスコアを足すと20通りになりますが、コスパは中古の相場から計算している点数なので、モデルの設計そのものの話ではありません。ここでは外しています。

最多の1通りに、10本が入っている
14通りの内訳がこちらです。表の一番上の行が、33本のうち10本を占める組み合わせです。
| # | 形状 | ネック | トーハング | 長さ/ロフト | 寛容性/操作性 | 本数 | 該当モデル(発売年・シリーズ・型名) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ブレード | ダブルベンド | フェースバランス | 34インチ/3.0度 | ★★☆☆☆/★★☆☆☆ | 10本 | 10本すべて下の表に載せています |
| 2 | ブレード | ショートスラント | ハーフ | 34インチ/3.0度 | ★☆☆☆☆/★★★★★ | 3本 | 2019年 Stroke Lab DOUBLE WIDE FLOW 2020年 Stroke Lab Black DOUBLE WIDE FLOW 2020年 Triple Track DOUBLE WIDE FLOW |
| 3 | ブレード | センターシャフト | フェースバランス | 34インチ/3.0度 | ★★☆☆☆/★★☆☆☆ | 3本 | 2019年 Stroke Lab DOUBLE WIDE CS 2023年 TRI-BEAM DOUBLE WIDE CS 2026年 Ai-DUAL TRI-BEAM DW CS |
| 4 | マレット | クランクホーゼル | クォーター | 34インチ/3.0度 | ★★★★☆/★★☆☆☆ | 3本 | 2023年 Ai-ONE TRI-BEAM Double Wide 2024年 Ai-ONE TRI-BEAM DOUBLE WIDE CH 2024年 Ai-ONE MILLED TRI-BEAM DOUBLE WIDE T |
| 5 | ブレード | クランクホーゼル | ハーフ | 34インチ/3.0度 | ★☆☆☆☆/★★★★★ | 3本 | 2023年 TRI-BEAM DOUBLE WIDE 2023年 TRI-HOT 5K DOUBLE WIDE 2026年 Ai-DUAL TRI-BEAM DW |
| 6 | マレット | ダブルベンド | フェースバランス | 34インチ/3.0度 | ★★★★★/★☆☆☆☆ | 2本 | 2021年 DFX Double Wide 2022年 White Hot OG DOUBLE WIDE |
| 7 | マレット | センターシャフト | フェースバランス | 34インチ/3.0度 | ★★★★★/★☆☆☆☆ | 2本 | 2024年 Ai-ONE TRI-BEAM DOUBLE WIDE CS 2024年 Ai-ONE MILLED TRI-BEAM DOUBLE WIDE T CS |
| 8 | ブレード | ダブルベンド | フェースバランス | 39インチ/3.0度 | ★★☆☆☆/★★☆☆☆ | 1本 | 2020年 Stroke Lab Black DOUBLE WIDE ARMLOCK |
| 9 | ハーフマレット | ダブルベンド | クォーター | 34インチ/3.0度 | ★★★☆☆/★★★☆☆ | 1本 | 2023年 Ai-ONE DOUBLE WIDE DB |
| 10 | ブレード | ロングクランクホーゼル | ハーフ | 34インチ/3.0度 | ★☆☆☆☆/★★★★★ | 1本 | 2024年 GIRAFFE-BEAM DOUBLE WIDE |
| 11 | マレット | センターシャフト | フェースバランス | 34インチ/6.3度 | ★★★★★/★☆☆☆☆ | 1本 | 2024年 Ai-ONE S2S DOUBLE WIDE |
| 12 | ブレード | クランクホーゼル | クォーター | 34インチ/3.0度 | ★☆☆☆☆/★★★★☆ | 1本 | 2024年 Ai-ONE DOUBLE WIDE CH |
| 13 | ブレード | クランクホーゼル | ハーフ | 38インチ/3.0度 | ★☆☆☆☆/★★★★★ | 1本 | 2024年 Ai-ONE CRUISER DOUBLE WIDE CH |
| 14 | ブレード | センターシャフト | フェースバランス | 38インチ/5.3度 | ★★☆☆☆/★★☆☆☆ | 1本 | 2025年 Ai-ONE S2S CRUISER DOUBLE WIDE |
下に行くほど本数が減り、1本しかない組み合わせが7つあります。33本のうち26本が、上から7つの組み合わせに収まっているという構造です。
そして最多の1通り=ブレード・ダブルベンド・フェースバランス・34インチ・ロフト3.0度・寛容性★2・操作性★2の10本を、発売年とシリーズで並べるとこうなります。
| 発売年 | シリーズ | 型名 | 新品定価 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | Stroke Lab | Double Wide | — |
| 2020年 | Stroke Lab Black | DOUBLE WIDE | ¥22,000 |
| 2020年 | Triple Track | DOUBLE WIDE | ¥22,000 |
| 2022年 | TRI-HOT 5K | DOUBLE WIDE | ¥51,480 |
| 2023年 | White Hot VERSA | DOUBLE WIDE | ¥39,600 |
| 2023年 | TRI-HOT 5K | DOUBLE WIDE DB | ¥60,500 |
| 2023年 | White Hot BLACK | DOUBLE WIDE | ¥46,200 |
| 2025年 | Ai-ONE SILVER | DOUBLE WIDE | ¥46,200 |
| 2026年 | Ai-DUAL | DW | ¥49,500 |
| 2026年 | Ai-DUAL 1/2-BALL | DW | ¥49,500 |
同じ組み合わせなのに、新品定価は2.75倍ひらく
この表で目を引くのは価格です。新品当時の定価は¥22,000から¥60,500まで、2.75倍ひらいています。それでいて、上に挙げた7項目はすべて同じです。
もうひとつ大事なのが年です。この10本は2019・2020・2022・2023・2025・2026の6つの年に散らばっています。毎年のように新しいシリーズの名前で登場していますが、読者が選ぶときに見る項目のほうは動いていません。
形で選んでいるのなら、年式は選ぶ理由になりにくい——これが33本を数えて出てきた結論です。値ごなれした型落ちを狙う判断が、この家系ではとくに効きます。中古のオデッセイをコスパの観点から整理した記事も用意しています。
ただし「同じパターだ」という意味ではありません
ここは誤解しやすいところなので、はっきり書いておきます。同じなのは「当サイトのDBが持っている列」の中だけです。当サイトのDBは、ヘッドの形・ネック・トーハング・長さ・ロフト・価格・スコアを持っていますが、フェースのインサートの素材や、アライメントのデザインは列として持っていません。
実際にはそこが違います。White Hotのインサート、Ai-ONEのインサート、TRI-HOT 5Kの構造、削り出しのフェース——打感や転がりに関わる部分は、シリーズごとに作り分けられています。上の10本のうち2020年のTriple Trackは、ヘッドに3本線のアライメントが入っているモデルです。当サイトが「差が出ない」と言えるのは、あくまで持っている列についてだけです。
アライメントの助けがどれくらい効くかは、初心者向けの選び方をまとめた記事でも触れています。
読めるのは印つき。読めないのは「無印」のほう
33本を、今度は型名の末尾に付いている記号で割ってみます。「DOUBLE WIDE CS」なら「CS」、ただの「DOUBLE WIDE」なら「無印」という分け方です。
その前提として、記号がネックの種類を指していること、ネックがトーハングを決めることを押さえておくと読みやすくなります。
CS・CH・FLOW・DBは、ネックが100%当たっている
| 末尾の記号 | 本数 | 形状 | ネック | トーハング | 寛容性の幅 | 操作性の幅 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| (無印) | 17本 | ブレード14/マレット3 | ダブルベンド11/クランクホーゼル3/センターシャフト2/ロングクランクホーゼル1 | フェースバランス13/ハーフ4 | ★1〜★5 | ★1〜★5 |
| CS | 4本 | ブレード3/マレット1 | センターシャフト4 | フェースバランス4 | ★2〜★5 | ★1〜★2 |
| FLOW | 3本 | ブレード3 | ショートスラント3 | ハーフ3 | ★1 | ★5 |
| CH | 3本 | ブレード2/マレット1 | クランクホーゼル3 | クォーター2/ハーフ1 | ★1〜★4 | ★2〜★5 |
| DB | 2本 | ハーフマレット1/ブレード1 | ダブルベンド2 | クォーター1/フェースバランス1 | ★2〜★3 | ★2〜★3 |
| ARMLOCK | 1本 | ブレード1 | ダブルベンド1 | フェースバランス1 | ★2 | ★2 |
| TRI-BEAM | 1本 | マレット1 | クランクホーゼル1 | クォーター1 | ★4 | ★2 |
| T | 1本 | マレット1 | クランクホーゼル1 | クォーター1 | ★4 | ★2 |
| T CS | 1本 | マレット1 | センターシャフト1 | フェースバランス1 | ★5 | ★1 |
印つきの群を見てください。CSの4本はすべてセンターシャフト、CHの3本はすべてクランクホーゼル、FLOWの3本はすべてショートスラント、DBの2本はすべてダブルベンド。この家系の中では例外が1本もありません。
とくにFLOWの3本は、形・ネック・トーハング・スコアまで揃っています。寛容性★1/操作性★5——ショートスラントでトーハングがハーフなので、ストローク中にフェースが開いて閉じる度合いが大きく、球筋を打ち分けたい人向けの性格です。当サイトの採点では寛容性と操作性は両立しませんので、ミスへの強さのほうは犠牲になります。「FLOWと書いてあれば、その1本がどういう性格か分かる」のがこの家系の便利なところです。

いちばん散っているのが「無印」の17本
問題は無印です。17本のうちブレードが14本・マレットが3本、ネックは4種類、寛容性も操作性も★1から★5まで全域に散っています。同じ「DOUBLE WIDE」という表記の中に、ミスに強いマレットと、打ち分ける性格のブレードが同居している状態です。
記号が付いていないほうが素直な標準品だろう、と考えると外します。むしろ逆で、中古サイトで「DOUBLE WIDE」とだけ書かれた商品を見つけたときこそ、写真でヘッドの形とシャフトの付き方を確かめる必要があります。
ひとつだけ、記号ではないものが混じっています
末尾の文字列を機械的に割ると、「TRI-BEAM」という群が1本だけ出てきます。これはネックを表す記号ではなく、シリーズ名が型名の中に入り込んだものです。三角形のホーゼルを持つシリーズの名前で、記号の一覧に並べると誤解を招くので、ここで断っておきます。TRI-BEAMそのものについては検証記事があります。
「幅広ブレード」のはずが、8本はマレットだった
ダブルワイドという名前は、幅の広いブレードを連想させます。実際、33本のうち24本=72.7%はブレードです。ただ残りは違いました。
形の分類そのものが曖昧だと感じる方は、先にこちらを見ておくと以降が読みやすくなります。
マレットの8本は2021年から2024年に固まっている
年ごとに形を並べると、偏りがはっきり出ます。
| 発売年 | 本数 | 形状の内訳 |
|---|---|---|
| 2019年 | 3本 | ブレード3 |
| 2020年 | 5本 | ブレード5 |
| 2021年 | 1本 | マレット1 |
| 2022年 | 2本 | ブレード1/マレット1 |
| 2023年 | 8本 | ブレード6/マレット1/ハーフマレット1 |
| 2024年 | 8本 | マレット5/ブレード3 |
| 2025年 | 2本 | ブレード2 |
| 2026年 | 4本 | ブレード4 |
マレットの8本は、2021年から2024年の4年間に全部入っています。とくに2024年は8本中5本がマレットで、この年だけを見れば主役が入れ替わっています。マレットが多く出た2024年のラインナップは、年別のまとめ記事で全体を確認できます。
ただし2025年以降は、6本ともブレードに戻っています
ここで「ダブルワイドはマレット化した」とまとめたくなりますが、それは事実に合いません。2025年の2本と2026年の4本は、6本ともブレードです。形は一方向に進んだのではなく、行って戻っています。
読者にとっての実務は単純です。中古で「ダブルワイド」を見つけたら、2021年から2024年式のものだけは形を確認する。この4年に当たらなければ、名前どおりのブレードである可能性が高くなります。
私はこの家系の最新モデルを新品で買って、いちばん大きな失敗をしました
データの話が続いたので、個人的な話も少しだけ書いておきます。※以下は筆者ひとりの体験(N=1)で、スコアの根拠ではありません。
私はかつて、この家系の最新モデルを、気合を入れて新品で買いました。店で何回か打ってみて「いい」と感じたのが決め手です。ところが、負けたくない一戦で実戦投入したところ、アライメントから何から合いませんでした。練習不足もあったと思いますが、それまでのパター遍歴の中で過去最大級にひどい結果になりました。しばらくして売却しましたが、そのときにはだいぶ値下がりしていました。
この経験から私が持ち帰った教訓は、最新作は慎重に選ぶ、リセールまで考えるとパターもマークダウンのほうが得ということでした。今回33本を数えて出てきた結論と、たまたま同じ方向を向いています。金額や購入時期をここに書かないのは、私の手元の記録に残っていないからです。書けることだけ書いています。
このときの前後の遍歴と、実際に使ってきた5本の比較はこちらにまとめてあります。
年式順に見る、代表5本
ここからは代表を5本挙げます。並び順は3軸スコアの高い順ではなく、発売年の古い順にしました。この記事の主題が優劣ではなく「同じ名前の中で、中身がどう動く/動かないか」だからです。スコアはDBの値をそのまま表示しています。
また、中古の相場を載せているカードは2本だけです。当サイトが読者に約束している出し方(日本の中古ショップの在庫を実測して中央値を出す)を満たしていないものは載せていません。流通していないという意味ではなく、確かめられていないという意味です。3軸スコアの計算方法は方法論のページで全部公開しています。

Odyssey / Stroke Lab(2019年)
Double Wide
寛容性 ★★☆☆☆ / コスパ ★★★☆☆ / 操作性 ★★☆☆☆
この家系でいちばん古い1本で、最多の組み合わせ(10本)の先頭にあたります。ネックはダブルベンド、トーハングはフェースバランス。シャフトが2回曲がってヘッドの手前に入るので、ストローク中のフェースの開閉が小さくなる形です。寛容性★2はブレード × フェースバランスの組み合わせから決まっている点数で、ヘッドが小さいぶんマレットのような★5には届きません。操作性★2も同じ理由で、打ち分けにいく道具でもない中間的な性格です。コスパ★3はこの5本で最高で、値ごなれした中古が理由です。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古相場は上位ランクの美品が在庫になく、当サイトのB例外(全ランクの完品16本の中央値)で出した値です。美品の値段ではありませんので、状態は現物で確かめてください。

Odyssey / Stroke Lab Black(2020年)
DOUBLE WIDE FLOW
寛容性 ★☆☆☆☆ / コスパ ★★☆☆☆ / 操作性 ★★★★★
末尾にFLOWと付いた3本のうちの1本で、3本とも中身が揃っている群です。ネックはショートスラント、トーハングはハーフ。シャフトがヘッドのヒール寄りに斜めに入るため、ストローク中にフェースが開いて閉じる度合いが大きくなります。操作性★5はブレード × ハーフトーハングの組み合わせから決まる最高点で、球の転がりを自分で作りにいく人向けです。裏返しに寛容性★1で、芯を外したときの寄り方は厳しくなります。DB上の初心者向き判定はFALSE、長さは34インチ。中古相場は上位ランクの美品が在庫になく、B例外(全ランクの完品13本の中央値)で出した値です。美品の値段ではありません。アークを描いて打つ自覚がある方以外は、次のカード以降を見てください。

Odyssey / White Hot BLACK(2023年)
DOUBLE WIDE
寛容性 ★★☆☆☆ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★★☆☆☆
1枚目のカードから4年後のモデルですが、形・ネック・トーハング・長さ・ロフト・寛容性・操作性が1枚目とすべて同じです。この記事の骨をカードの並びで見せるために、あえて2枚とも載せています。違うのはフェースです。こちらはWhite Hotのインサートを積んだ世代で、その違いは当サイトのDBの列には入っていません。コスパ★1は、新品定価に対して中古の値下がりが小さいという採点結果で、性能が低いという意味ではありません。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古相場は当サイトの手順(日本の中古ショップの在庫を実測)で確かめられていないため載せていません。流通していないという意味ではありません。

Odyssey / Ai-ONE S2S(2024年)
DOUBLE WIDE
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
名前は同じ「DOUBLE WIDE」でも、こちらはマレットです。マレットが5本出た2024年の1本で、本記事の「名前が形を保証しない」という話をそのまま形にしたカードになります。ネックはセンターシャフトで、シャフトがヘッドの真ん中から生えています。マレット × フェースバランスは当サイトの採点で寛容性が最大になる組み合わせなので★5。ヘッドが大きく慣性が大きいうえ、ストローク中のフェースの開閉が最小になるので、芯を外しても向きが残りやすい設計です。操作性★1はそのトレードオフです。ロフトは6.3度と、この家系では例外的に大きい設定。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古相場は当サイトの手順で確かめられていないため載せていません(上位ランクの完品が在庫に1本しかなく、中央値を出す下限に届いていません)。

Odyssey / Ai-DUAL TRI-BEAM(2026年)
DW
寛容性 ★☆☆☆☆ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★★★★★
現行世代です。型名が「DW」に短縮されているので、「ダブルワイド」で検索している限り出てきません。形はブレードに戻り、ネックはクランクホーゼル、トーハングはハーフ。操作性★5はブレード × ハーフトーハングの組み合わせから来ており、2枚目のFLOWと同じ性格の側に立ちます。寛容性★1はその裏返しです。コスパ★1は現行の新品モデルだからで、新品で買う人には関係のない点数。DB上の初心者向き判定はFALSE、長さは34インチ。中古相場は、現行モデルのため当サイトでは未取得です。1枚目から5枚目まで並べると、同じ家系の中で性格が行ったり来たりしているのが分かると思います。
⚠️ 3軸スコアは、ヘッド形状とトーハングから決まる設計上の指標です。実際の打感・構えやすさ・転がりの相性は人によって異なります。また本記事の本数は、当サイトのDBに登録されているモデルの範囲で数えた結果であり、メーカーの全製品を網羅したものではありません。家系の区切り方も当サイトの定義です。候補をしぼり込んだら、最終的にはゴルフショップの試打やフィッティングで、自分の手とストロークで確かめてください。
まとめ:ダブルワイドを買う前に、3つだけ確認する
33本を数えて分かったことを整理します。
①読者に見えるスペックは14通りしかありません。しかも最多の1通りに10本が入っていて、その10本は6つの年にまたがっていました。新品定価は2.75倍ひらいているのに、形・ネック・トーハング・長さ・ロフト・寛容性・操作性は同じです。形で選んでいるなら、年式は選ぶ理由になりにくい——値ごなれした型落ちを狙う判断が効く家系です。ただしフェースのインサートやアライメントは当サイトのDBが持っていない列なので、「同じパター」という意味ではありません。
②末尾の記号を見てください。CS・CH・FLOW・DBが付いていれば、この家系ではネックが1種類に決まります。読めないのは無印のほうで、17本がブレードとマレットに割れ、寛容性も操作性も★1から★5まで散っていました。無印の商品を見つけたら、写真でヘッドの形とシャフトの付き方を確かめる。これだけで外し方がだいぶ減ります。
③2021年から2024年式だけは形を確認してください。マレットの8本はこの4年に固まっています。2025年以降は6本ともブレードに戻っているので、「マレット化した」という話ではありません。年で見るしかない期間がある、ということです。
そして検索するときは、「ダブルワイド」「DOUBLE WIDE」「DW」の3通りで。現行世代はDW表記なので、カタカナだけでは出てきません。
そもそも自分がブレードとマレットのどちら側を選ぶべきか、というところで止まっている方は、当サイトの診断ツールで先に絞り込めます。形が決まってしまえば、あとは3通りの表記で探すだけです。
オデッセイのパター全体の見取り図はこちらにまとめています。
ベストスコア86、アベレージ100のアマチュアゴルファー。
身長177cm、体重78kg前後の中肉中背40代ゴルファーです。
2020年にゴルフ開始。
2022年から本格的に練習をするようになったがなかなか上達せずに120前後から変わらず。
試行錯誤しながら、少しずつ上達中。
関東のゴルフ場がメインの月1~2ゴルファーです。










