【広告主の開示】当サイトの記事では、商品・サービスの紹介にアフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。当サイトにある商品リンクには広告サービス提供のリンクがあります。記事で紹介した商品・サービスを購入すると、広告主から当サイトに報酬が支払われることがあります。 ギア・道具

オデッセイの「#7」は51本ある|同じ名前でも別物になる家系と、名前で選べる家系の見分け方

中古サイトの検索窓に「オデッセイ #7」と入れます。ずらりと並んだ一覧を上から見ていくと、値段が1万円台のものと4万円台のものが混ざっている。写真を見比べると、ヘッドの大きさも形も同じには見えない。同じ「#7」のはずなのに、何が違うのか分からない。しかも「SEVEN」で検索し直すと、さっきとはまるで別の商品が出てくる——。当サイトのパターDBで、この「7番」と名の付くモデルを1本残らず数えてみました。

この記事でわかること

  • 「#7」と「SEVEN」は当サイトのDBでは同じ家系で、合わせて51本ある
  • 綴りが2通りに割れているので、片方だけで検索すると半分近くを見落とす
  • 7番は形が一定しない。ハーフマレット26本・マレット25本のほぼ半々
  • ただし2023年に主役が入れ替わり、2025年にはまた戻っている(年式で見るしかない)
  • 逆に「名前で選べる家系」もある。形が崩れるのは15家系のうち5つだけ

中古サイトで「#7」を検索したときに起きること

パターを中古で探していて、いちばん最初に手が止まるのは値段でも状態でもありません。同じ名前の商品が、同じものに見えないことです。

同じ「#7」で、形もネックも違うものが並ぶ

当サイトのDBから、名前に「#7」または「SEVEN」を含むオデッセイのモデルを2本だけ抜き出します。どちらも実在します。

型名 発売年 形状 ネック トーハング 寛容性 操作性
Ai-DUAL #7 DB 2026年 マレット ダブルベンド フェースバランス ★5 ★1
Ai-ONE #7 S 2023年 ハーフマレット ショートスラント ハーフ ★2 ★4

形が違い、ネックが違い、フェースの開閉量が違う。当サイトの採点でも寛容性が★3つ分ちがいます。「#7が良いらしい」で買いに行くと、狙っていたものと真逆の性格の1本が届くことが起こり得るわけです。中古は返品が効かないことが多いので、届いてからでは遅い。

「SEVEN」で検索すると、まったく別の一覧が出てくる

もうひとつ厄介なのが綴りです。当サイトのDBでは、同じ7番の家系の中で「#7」と書かれているものが30本、「SEVEN」と書かれているものが21本ありました。合わせて51本です。

中古サイトの検索は文字列で当てにいくので、「#7」だけで探すと21本ぶんの候補が視界に入りません。逆も同じです。実際、2020年に出た7番は当サイトのDBの範囲では6本すべて「SEVEN」表記で、「#7」では1本も引っかかりません。

なぜ綴りが分かれているのか、その理由は書きません。当サイトのDBは各社の命名の意図までは持っていないからです。実用として持ち帰っていただきたいのは1点だけ、両方の綴りで検索しないと半分近くを見落とすということです。

オデッセイの7番は51本ある——形はほぼ半々だった

まず数え方をはっきりさせておきます。当サイトはこの記事で「#7」「#7S」「SEVEN」「BIG SEVEN」をまとめて“7番の家系”として1つに数えています。合計51本、2001年から2026年まで、26のシリーズにまたがっていました。

この数え方は当サイトの決めごとです。型名を空白で区切って「#7」という語とぴったり一致する行だけを数える別の数え方もあり、その場合は本数が変わります。どちらが正しいという話ではなく、定義が違うだけなので、数字を見比べるときは数え方のほうを先に確認してください。

ハーフマレット26本、マレット25本

51本の内訳がこれです。

  • ハーフマレット26本 / マレット25本(=51.0%対49.0%)
  • ブレードは0本

最頻の形ですら51.0%しかありません。「7番」という名前は、形をほとんど教えてくれないということです。ハーフマレットとマレットでは構えたときの見え方も、当サイトの採点も変わります。

形そのものの違い(ブレード・ハーフマレット・マレットが何をどう変えるのか)から押さえたい方は、こちらが入口になります。

名前が守っている、たったひとつのこと

とはいえ、7番が何も保証していないわけではありません。51本のうちブレードは1本もありませんでした。これが名前の守っている唯一の約束です。

言い換えると、「7番」と書いてあれば、細身のピン型ではないところまでは決まります。大きめのヘッドで、ミスへの強さを取りにいった設計であることは分かる。ただしその先の「どれくらい大きいか」は分からない、というのが実際のところです。

7番の26本が属するハーフマレットという形については、専用のガイドがあります。「大きすぎるのは嫌だが、ブレードでは不安」という方はこちらへ。

ネックは6種類に散り、長さも一定ではない

もう少し細かく見ると、散らばり方がよく分かります。

  • ネックは6種類:ダブルベンド20・ショートスラント11・センターシャフト9・クランクホーゼル9・ロングクランクホーゼル1・アームロック1
  • トーハングは3種類:フェースバランス30・ハーフ11・クォーター10
  • 長さも一定ではない:34インチが45本、残る6本は38・39・45インチ(アームロックやブルームスティックなどの特殊な構え方向け)
  • 当サイトの初心者向き判定はTRUE 34本・FALSE 17本で、3分の1は初心者向きではない

ネックはトーハングを通じて寛容性の点数に直結します。同じ「7番」でも、ダブルベンドならフェースバランス寄り、ショートスラントならフェースが開いて閉じる方向、という具合です。この対応関係は目安として使えます。

「半々」の正体——2023年に主役が入れ替わった

ハーフマレット26対マレット25という数字を見ると、両方が並行して売られていたように思えます。実際は違いました。時期で主役が入れ替わっていたのです。

オデッセイの7番51本を発売年ごとに並べた表の図解。2019年から2026年まで各年のハーフマレットとマレットの本数を数字で示し、多いほうのセルを塗り分けることで、2023年にマレットへ入れ替わり2025年にハーフマレットへ戻ることを表す
同じ「7番」でも、年式で形の主役が入れ替わる(2023年に交代・2025年に一度戻る)

2019〜2022年は、ほぼハーフマレットだった

期間 本数 形の内訳 最頻の形の割合
2019〜2022年 19本 ハーフマレット17 / マレット2 89.5%
2023〜2026年 30本 マレット23 / ハーフマレット7 76.7%

2019年から2022年までの4年間、7番はほぼハーフマレットの名前でした。ところが2023年を境に、同じ名前がマレットに付くようになります。この時期をまたいで「7番」で探すと、名前は同じなのに別のカテゴリの道具が混ざることになります。

ただし「マレット化した」という話ではありません

ここは正確に書きます。年別に並べると、こうなっていました。

  • 2019年:ハーフマレット5・マレット2 / 2020年:ハーフマレット6 / 2021年:ハーフマレット3 / 2022年:ハーフマレット3
  • 2023年:マレット8・ハーフマレット3 / 2024年:マレット8
  • 2025年:ハーフマレット4(マレットは0) / 2026年:マレット7

2025年は4本ともハーフマレットに戻っています。つまり「新しいほど大きくなる」という一方向の流れではありません。年式ごとに違う、というのが事実です。

読者の実利としてはこうなります。中古サイトで7番を見つけたら、値段より先に発売年を見る。名前だけでは形が決まらないので、年式が形の手がかりになります。年ごとのラインナップは当サイトで年代別にまとめてあります。

マレット側に振れた2023年以降のモデルが気になる方は、マレットそのものの選び方から入ると失敗が減ります。

ちなみに、私の1本目もこの7番系でした

個人的な話を少しだけ。私がゴルフを始めたころ、中古セットの一部として付いてきたパターが、この7番系の1本でした。パター練習をしていなかった時期なので、良し悪しを判断する目もありません。ただ「角型のヘッドが、上から見るとかさばる」と感じたことだけは、はっきり覚えています。

次に自分で選んだのは、オーソドックスなブレード型でした。理由は「7番がかさばるのが嫌だった」——それだけです。正直に言うと、いまでもマレット系は得意ではありません。

※あくまで筆者個人の感想(N=1)です。当時のモデルの特定は記憶が曖昧で、7番系だったというところまでしか言えません。この話は「7番が良くない」という意味ではなく、7番の中でも大きさの幅が広いので、自分がどちら側を選んでいるのかを知っておいたほうがいい、という一例として読んでください。私は小さい側が好みだと後から気づきました。

名前で選べる家系もある——崩れるのは5つだけ

ここまで読むと「パターの名前は当てにならない」という結論に見えますが、そう一般化するのは行き過ぎです。当サイトのDBで家系として数えられた15グループのうち、形が100%一定のものが10グループありました。

パターの家系を2つのグループに分けた表の図解。上のブロックは形が崩れる5家系で7番51本51.0%・DOUBLE WIDE33本75.8%・2-BALL28本71.4%・ROSSIE9本66.7%・KUSHIN4本50.0%、下のブロックは形が100%一定のJAILBIRD・ANSER・#1・TENを並べ、本数の多い7番ほど形が当てにならないことを示す
崩れるのは5家系だけ。いちばん大きい7番は、4本のKUSHINを除けばいちばん当てにならない
家系 本数 年 最頻の形 その割合
7番 51 2001-2026 ハーフマレット 51.0%
DOUBLE WIDE 33 2019-2026 ブレード 75.8%
2-BALL 28 2001-2026 マレット 71.4%
JAILBIRD 25 2023-2026 マレット 100%
ANSER 22 2019-2025 ブレード 100%
#1 21 2001-2026 ブレード 100%
TEN 15 2019-2022 マレット 100%
TYNE 11 2019-2025 マレット 100%
ROSSIE 9 2001-2024 ハーフマレット 66.7%
KUSHIN 4 2019-2025 ハーフマレット・ブレード(同数) 50.0%
TWELVE/MARXMAN/FETCH/KETSCH/#5 各4-6 2019-2026 — いずれも100%

崩れているのは7番・DOUBLE WIDE・2-BALL・ROSSIE・KUSHINの5つ

形が一定しないのは、この5家系だけでした。しかもいちばん本数の多い家系が、いちばん当てにならないという並びになっています。7番が51本で最大、そして最頻の形が51.0%で、4本しかないKUSHIN(ハーフマレット2本・ブレード2本の50.0%)を除けば最小です。

逆に言えば、「JAILBIRD」と書いてあれば25本ともマレット、「#1」なら21本ともブレード、「ANSER」なら22本ともブレード。これらは名前だけで形が決まります。中古サイトで形から絞り込みたいときは、こちらの家系名のほうが道具として使えます。

ANSERが22本すべてブレードである件は、PINGの歴代モデルをまとめた記事で1本ずつ確認できます。「名前で選べる家系」の実例としてはこれがいちばん分かりやすい。

反対に、7番と同じく形が崩れている2-BALLについては、家系まるごとを比較した記事があります。同じ悩み方をする家系なので、7番で迷った方はこちらも同じ読み方で読めます。

なお、当サイトのDBに登録されている全モデルのうち、この15家系に入るのは242本です。残る158本はどの家系にも入りませんでした。家系名を持たないモデルが4割近くあるということなので、名前から辿る方法にも届く範囲があります。そこはスペック表で1本ずつ見るしかありません。

7番51本の一覧と、年式で追う代表5本

ここまでの話を、一覧で確認できるようにしておきます。価格は載せていません。この記事は値段で選ぶ話ではなく、名前と形の対応の話だからです。

年 シリーズ 型名 形状 ネック トーハング 寛容性 操作性
2001 White Hot #7 ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2016 Stroke Lab #7 ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2019 EXO SEVEN CS ハーフマレット センターシャフト フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2019 EXO SEVEN MINI マレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2019 EXO SEVEN MINI S マレット ショートスラント ハーフ ★★★☆☆ ★★★☆☆
2019 Stroke Lab SEVEN ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2019 Stroke Lab SEVEN CS ハーフマレット センターシャフト フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2019 Stroke Lab SEVEN S ハーフマレット ショートスラント ハーフ ★★☆☆☆ ★★★★☆
2019 Stroke Lab White Hot Pro 2.0 Black #7 OS ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2020 Stroke Lab Black BIG SEVEN ARMLOCK ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2020 Stroke Lab Black BIG SEVEN TOE UP ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2020 Stroke Lab Black SEVEN ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2020 Stroke Lab Black SEVEN S ハーフマレット ショートスラント ハーフ ★★☆☆☆ ★★★★☆
2020 Triple Track SEVEN ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2020 Triple Track SEVEN S ハーフマレット ショートスラント ハーフ ★★☆☆☆ ★★★★☆
2021 DFX #7 ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2021 White Hot OG #7 ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2021 White Hot OG #7S ハーフマレット ショートスラント ハーフ ★★☆☆☆ ★★★★☆
2022 White Hot OG #7 BIRD ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2022 White Hot OG #7 CH ハーフマレット クランクホーゼル クォーター ★★★☆☆ ★★★☆☆
2022 White Hot OG #7 NANO ハーフマレット ショートスラント ハーフ ★★☆☆☆ ★★★★☆
2023 Ai-ONE #7 CH ハーフマレット クランクホーゼル クォーター ★★★☆☆ ★★★☆☆
2023 Ai-ONE #7 S ハーフマレット ショートスラント ハーフ ★★☆☆☆ ★★★★☆
2023 Ai-ONE MILLED SEVEN T CH マレット クランクホーゼル クォーター ★★★★☆ ★★☆☆☆
2023 Ai-ONE MILLED SEVEN T DB マレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2023 TRI-BEAM #7 ハーフマレット クランクホーゼル クォーター ★★★☆☆ ★★★☆☆
2023 TRI-BEAM #7 CS マレット センターシャフト フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2023 TRI-HOT 5K SEVEN CH マレット クランクホーゼル クォーター ★★★★☆ ★★☆☆☆
2023 TRI-HOT 5K SEVEN S マレット ショートスラント ハーフ ★★★☆☆ ★★★☆☆
2023 White Hot BLACK SEVEN マレット クランクホーゼル クォーター ★★★★☆ ★★☆☆☆
2023 White Hot BLACK SEVEN CS マレット センターシャフト フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2023 White Hot VERSA SEVEN マレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2024 Ai-ONE #7 DB マレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2024 Ai-ONE CRUISER #7 ARM LOCK マレット アームロック フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2024 Ai-ONE CRUISER #7 CS BROOMSTICK マレット センターシャフト フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2024 Ai-ONE CRUISER #7 DB マレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2024 Ai-ONE MILLED TRI-BEAM SEVEN T マレット クランクホーゼル クォーター ★★★★☆ ★★☆☆☆
2024 Ai-ONE S2S #7 マレット センターシャフト フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2024 Ai-ONE TRI-BEAM #7 CH マレット クランクホーゼル クォーター ★★★★☆ ★★☆☆☆
2024 GIRAFFE-BEAM #7 マレット ロングクランクホーゼル クォーター ★★★★☆ ★★☆☆☆
2025 Ai-ONE MILLED SILVER SEVEN T DB ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2025 Ai-ONE S2S CRUISER #7 ハーフマレット センターシャフト フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2025 Ai-ONE SILVER #7 DB ハーフマレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★☆ ★★☆☆☆
2025 Ai-ONE SILVER #7 S ハーフマレット ショートスラント ハーフ ★★☆☆☆ ★★★★☆
2026 Ai-DUAL #7 DB マレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2026 Ai-DUAL #7 S マレット ショートスラント ハーフ ★★★☆☆ ★★★☆☆
2026 Ai-DUAL 1/2-BALL #7 S マレット ショートスラント ハーフ ★★★☆☆ ★★★☆☆
2026 Ai-DUAL 1/2-BALL CRUISER #7 DB マレット ダブルベンド フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2026 Ai-DUAL S2S #7 マレット センターシャフト フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆
2026 Ai-DUAL TRI-BEAM #7 マレット クランクホーゼル クォーター ★★★★☆ ★★☆☆☆
2026 Ai-DUAL TRI-BEAM #7 CS マレット センターシャフト フェースバランス ★★★★★ ★☆☆☆☆

この表の中に、綴りの話を象徴する組み合わせがあります。2019年のStroke Labには「#7」(White Hot Pro 2.0 Black #7 OS)と「SEVEN」が両方あり、形もネックもトーハングも寛容性・操作性もすべて同じでした。同じ年の同じシリーズで、綴りだけが違う。中古サイトでは、この2本が別々の検索結果に並びます。

3軸スコア(寛容性・コスパ・操作性)を何から計算しているかは、方法論のページで全部公開しています。

ここからは代表を5本挙げます。並び順は3軸スコアの高い順ではなく、発売年の古い順にしました。この記事の主題が優劣ではなく「同じ名前の中で形が入れ替わっていく様子」だからです。カードを上から見ていくと、ハーフマレットからマレットへ、そして値段の桁が変わっていくのが分かるはずです。スコアはDBの値をそのまま表示しています。

なお、中古の相場は、当サイトが読者に約束している出し方(日本の中古ショップの在庫を実測して中央値を出す)を満たしたものだけを載せています。載せていないカードがあっても、流通していないという意味ではなく、確かめられていないという意味です。

2019年|ハーフマレット期の入口

Odyssey Stroke Lab White Hot Pro 2.0 Black #7 OS

Odyssey / Stroke Lab(2019年)

White Hot Pro 2.0 Black #7 OS

ハーフマレットまっすぐ向き(フェースバランス)中古相場 —(当サイトの手順で未確認)

寛容性 ★★★★☆ / コスパ — / 操作性 ★★☆☆☆

7番がまだハーフマレットだった時代の、いちばん素直な1本です。ネックはダブルベンドでトーハングはフェースバランス。シャフトが2回曲がってヘッドの手前に入る形なので、ストローク中のフェースの開閉が小さくなります。寛容性★4は、ハーフマレット × フェースバランスという組み合わせから決まっている点数で、マレットほどヘッドが大きくないぶん★5には届きません。逆に言えば、大きすぎるのが苦手な人にとっての7番がこの位置です。操作性★2は裏返しで、球筋を打ち分ける道具ではありません。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古の相場は、当サイトの手順で確かめられていないため載せていません。

2019年|同じ年・同じシリーズで、綴りが「SEVEN」になる側

Odyssey Stroke Lab SEVEN CS

Odyssey / Stroke Lab(2019年)

SEVEN CS

ハーフマレットまっすぐ向き(フェースバランス)発売時定価 ¥34,560

寛容性 ★★★★☆ / コスパ — / 操作性 ★★☆☆☆

1本目とまったく同じ年・同じシリーズなのに、こちらは「SEVEN」と綴られています。本記事の中心にある問題がそのまま形になったカードです。中身の違いは末尾の「CS」=センターシャフトで、シャフトがヘッドの真ん中から生えています。寛容性★4はハーフマレット × フェースバランスの組み合わせから来ており、1本目と同じ点数。綴りが違うのに性格はほぼ同じで、それでも中古サイトでは別々の検索結果に並びます。センターシャフトは構えたときにシャフトがボールの真後ろに立つので、視覚的にまっすぐ合わせやすいと感じる人が多い形です。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古の相場は当サイトの手順で確かめられていないため、新品当時の定価のみ載せています。

2020年|「BIG」が付いても、形はハーフマレットのまま

Odyssey Stroke Lab Black BIG SEVEN TOE UP

Odyssey / Stroke Lab Black(2020年)

BIG SEVEN TOE UP

ハーフマレットまっすぐ向き(フェースバランス)中古相場 ¥21,880(状態C中心)

寛容性 ★★★★☆ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★★☆☆☆

名前に「BIG」と付いていますが、当サイトの分類ではハーフマレットのままです。名前の形容詞が形を決めていない、という意味でも7番らしい1本。2020年の7番は当サイトのDBの範囲では6本すべて「SEVEN」表記なので、「#7」で検索している限り、この年のモデルには辿り着けません。ネックはダブルベンド、トーハングはフェースバランスで、寛容性★4はハーフマレット × フェースバランスの組み合わせから。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古相場は上位ランクの完品が足りず、当サイトのB例外(全ランクの完品8本の中央値)で出した値です。美品の値段ではありませんので、状態は現物で確かめてください。

2024年|マレット期に入った7番

Odyssey Ai-ONE MILLED TRI-BEAM SEVEN T

Odyssey / Ai-ONE MILLED TRI-BEAM(2024年)

SEVEN T

マレットアーク向き(クォータートーハング)中古相場 ¥30,880(状態C中心)

寛容性 ★★★★☆ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★★☆☆☆

同じ「SEVEN」でも、2024年になるとこうなります。形はマレット。ここまでの3本とはヘッドの大きさが明確に違い、名前だけでは区別が付きません。ネックはクランクホーゼルでトーハングはクォーター、つまりストロークがわずかに弧を描く人向けの設計です。寛容性★5ではなく★4なのは、マレットでもトーハングがクォーターだから——「マレットだから寛容性が最大」ではないことが分かる例です。名前の「T」は当サイトのDBでは仕様を表さない文字で、削り出しの上位ラインであることは型名からは読めません。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古相場は上位ランクの完品が足りず、当サイトのB例外(全ランクの完品の中央値)で出した値です。美品の値段ではありません。

2026年|現行の7番はここにいる

Odyssey Ai-DUAL #7 DB

Odyssey / Ai-DUAL(2026年)

#7 DB

マレットまっすぐ向き(フェースバランス)中古相場 ¥33,290(状態に幅あり)

寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆

現行の7番です。綴りは「#7」に戻り、形はマレット。末尾の「DB」=ダブルベンドで、トーハングはフェースバランス。マレット × フェースバランスは、当サイトの採点で寛容性が最大になる組み合わせなので★5が付いています。芯を外してもヘッドの向きが残りやすい設計です。1本目のカードと見比べると、同じ「#7」という名前で、ここまで別のものになるのがよく分かると思います。操作性★1はトレードオフで、寛容性と操作性は両立しません。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古相場は、美品の完品が当サイトの基準(3本以上)に届かないため、状態を問わない完品の中央値で出しています(美品の相場ではありません)。

⚠️ 3軸スコアは、ヘッド形状とトーハングから決まる設計上の指標です。実際の打感・構えやすさ・転がりの相性は人によって異なります。また本記事の本数は、当サイトのDBに登録されているモデルの範囲で数えた結果であり、メーカーの全製品を網羅したものではありません。家系の区切り方も当サイトの定義です。候補をしぼり込んだら、最終的にはゴルフショップの試打やフィッティングで、自分の手とストロークで確かめてください。

まとめ:名前を見たら、3つだけ確認する

7番51本を数えて分かったことを整理します。

①「#7」と「SEVEN」は同じ家系です。当サイトのDBでは#7系30本・SEVEN系21本に割れていました。中古サイトで探すときは、両方の綴りで検索してください。片方だけでは半分近くを見落とします。

②7番という名前は形をほとんど教えてくれません。ハーフマレット26本・マレット25本でほぼ半々。守られているのは「ブレードではない」という1点だけです。2019〜2022年はハーフマレット中心、2023年以降はマレット中心、ただし2025年は戻る——年式で見るしかありません。

③名前が当てになる家系のほうが多数派です。15家系のうち10家系は形が100%一定でした。当てにならないのは7番・DOUBLE WIDE・2-BALL・ROSSIE・KUSHINの5つだけ。そしていちばん本数の多い家系が、いちばん当てにならないという並びになっています。

実務としては、名前を見たときに家系名・発売年・末尾の記号の3つを確認する。この順で見ていけば、同じ名前の中で自分がどれを選んでいるのかが分かります。7番のように振れ幅の大きい家系ほど、この3点チェックが効きます。

中古で7番を狙うなら、値段の見方もあわせて押さえておくと迷いが減ります。オデッセイの中古をコスパの観点から整理した記事はこちらです。

そもそも自分がハーフマレットとマレットのどちら側を選ぶべきか、というところで止まっている方は、当サイトの診断ツールで絞り込めます。形が決まってしまえば、あとは名前を両方の綴りで検索するだけです。

-ギア・道具