ショップのパター売り場で、2万円台の1本と7万円台の1本を交互に見ていた時間があります。高いほうが、きっとミスに強いのだろう。そう思って手を伸ばしかけて、値札の差が何の差なのか自分がまるで説明できないことに気づきました。当サイトのパターDBで新品定価を全部並べて数えてみたら、その「高いほうが安心」は、少なくとも数字の上では出てきませんでした。
この記事でわかること
- 新品定価316本を寛容性★1〜★5で割ると、5段階すべてで中央値がほとんど動かない
- いちばんミスに強い★5の中だけでも、定価は3.4倍の幅に散らばっている
- 寛容性はヘッドの形とネックだけで決まっていて、採点に価格は1円も入っていない
- 値段を動かしているのはシリーズ=フェースの中身と製法で、上下に3.1倍の階段がある
- だから順番は逆で、★で絞ってから予算を決めるほうが取りこぼしが少ない
パターの値段は、「ミスへの強さ」の値札ではありませんでした
まず前提を1つ。当サイトのパターDBは、メーカーが公表している新品定価を316本ぶん持っています(全登録モデルのうち定価が確認できているぶん。26本は定価不明なので数えていません)。これは当サイトが書いた文章ではなく、外から持ってきた事実です。だから「高いほうがミスに強いのか」という問いに、当サイトの意見ではなく数字で答えられます。
その316本を、当サイトの寛容性★(=ミスヒットへの強さ)で5つの束に分けて、それぞれの定価の中央値を出しました。もし「高い=ミスに強い」が成り立つなら、★1から★5に向かって中央値が階段状に上がるはずです。

316本を寛容性★で割ると、中央値がほとんど動きません
結果がこちらです。左が寛容性★、右が定価の中央値と、その束の中での最安〜最高です。
| 寛容性★ | 本数 | 定価の中央値 | その束の幅(最安〜最高) |
|---|---|---|---|
| ★5(最もミスに強い) | 101本 | ¥46,200 | ¥22,000 〜 ¥74,800 |
| ★4 | 87本 | ¥45,360 | ¥22,000 〜 ¥71,500 |
| ★3 | 31本 | ¥46,200 | ¥22,000 〜 ¥71,500 |
| ★2 | 29本 | ¥46,200 | ¥22,000 〜 ¥71,500 |
| ★1(最も操作性寄り) | 68本 | ¥46,200 | ¥22,000 〜 ¥74,800 |
★5と★1の中央値が、同じ額でした。★4だけがわずかに下ですが、これも隣の段と比べて意味のある差とは言えません。★5の中央値を100として他の段を並べ直すと98〜100——階段になっていないどころか、ほぼ平らです。
幅のほうも見てください。5段階すべてで、最安がまったく同じ額から始まっています。いちばんミスに強い束にも、いちばん操作性に振った束にも、同じ価格から入れる。上限もほぼ同じです。値段の軸と寛容性の軸が、そもそも交わっていないということになります。
同じ★5の中だけでも、定価は3.4倍の幅に散らばっています
★5の101本に絞ってみます。この101本は、当サイトの採点でいちばんミスに強い設計だと判定されたグループです。ところがこの中の定価は最安と最高で3.4倍ひらいています。
安い側の内訳を見ると、最安値ちょうどのモデルが6本、次の段に1本、その次に5本、さらに3本と、下の帯にもきちんと本数があります。「★5は高いものしか残っていない」わけではなく、安い側にも★5がちゃんと並んでいるということです。
逆に言えば、7万円台のパターを買っても、寛容性という一点だけを見るなら、2万円台のパターと同じ★が付いていることがある。差額は、ミスへの強さ以外の何かに払っていることになります。
パター選びをこれから始める方は、値段の前に「自分がどの★を必要としているのか」を決めておくと迷いません。その入口は別記事にまとめてあります。
寛容性を決めているのは、ヘッドの形とネックだけです
なぜ値段と寛容性が交わらないのか。理由は当サイトの採点方法そのものにあります。ここは隠さずに全部公開しているので、読者の方が検算できます。
寛容性★の採点に、価格は1円も入っていません
当サイトの寛容性★は、ヘッド形状(マレット/ハーフマレット/ブレード)とトーハング(フェースバランス〜フル)の組み合わせだけで決まります。ヘッドが大きくて慣性モーメントが大きいほど、そしてストローク中のフェースの開閉が小さいほど、点数が上がる。マレット×フェースバランスが★5、ブレード×フルが★1という具合です。
この計算式のどこにも、定価も中古相場も入っていません。入れていないのだから、値段と相関しなくて当たり前——というのが、今回の数字のいちばん正直な説明です。実際に数えるまでは「高いモデルほど大きいヘッドで、結果として★も上がるのでは」と思っていましたが、そうはなりませんでした。
ついでに言うと、寛容性★と操作性★は両立しません。片方を上げるともう片方が下がる関係で、両方★5のパターは物理的に存在しないという設計になっています。だから「高い金を払えば全部入りが買える」という発想が、そもそも成立しないわけです。
だから「予算を上げれば安心が買える」は、当DBでは裏付きません
3軸スコアの計算方法は方法論のページで全部公開しています。どのモデルがなぜその★なのか、1本ずつ手で追えるようにしてあります。
大事なのは、これが「高いパターに価値がない」という話ではないことです。値段には値段の理由がある。ただしその理由は、寛容性ではないところにある——というのが次の話です。
では、値段は何で決まっているのか——シリーズで3.1倍の階段
同じ316本を、今度はシリーズごとに割り直しました。すると、寛容性★では平らだった中央値が、はっきりした階段になります。

上位は削り出し系、下位はインサート量産系でした
登録が8本以上あるシリーズだけを抜き出し、定価の中央値が高い順に並べたのが下の表です。
| シリーズ | 本数 | 定価の中央値 | フェース/ボディの作り(DB登録値) |
|---|---|---|---|
| Ai-ONE MILLED | 9本 | ¥68,200 | 6-4チタンからCNC削り出し+AIインサート |
| PLD Milled | 15本 | ¥66,000 | 303ステンレスを4時間CNC削り出し・深溝 |
| TRI-HOT 5K | 13本 | ¥60,500 | White Hotインサート+超高慣性ボディ |
| Ai-DUAL TRI-BEAM | 10本 | ¥55,000 | Ai-DUALインサート+三角ホーゼル |
| Ai-ONE TRI-BEAM | 16本 | ¥49,500 | AI-ONEインサート+三角ホーゼル |
| Ai-ONE | 23本 | ¥46,200 | AI-ONEインサート |
| PING 2023 | 11本 | ¥46,200 | モデル別(PEBAX/溝/インサートなし) |
| TRI-BEAM | 10本 | ¥42,900 | White Hotインサート+三角ホーゼル |
| HEPPLER | 11本 | ¥39,600 | インサートなし(アルミ+SS複合ボディ) |
| PING 2021 | 11本 | ¥38,500 | 3種のヘッド構造をモデル別に配分 |
| White Hot OG | 16本 | ¥37,400 | White Hotインサート(復刻版) |
| Stroke Lab | 19本 | ¥34,560 | Microhingeインサート |
| SIGMA2 | 12本 | ¥32,450 | 硬さの違う2層のPEBAXインサート |
| Stroke Lab Black | 17本 | ¥22,000 | Microhingeインサート |
| Triple Track | 9本 | ¥22,000 | Microhingeインサート |
いちばん上といちばん下で3.1倍。最上段を100として並べ直すと、いちばん下は32まで落ちます。上の2シリーズは金属の塊から削り出す製法で、いちばん下の2シリーズは同じMicrohingeインサートを積んだ量産ラインです。値段の階段は、寛容性の階段ではなく、フェースとボディの作り方の階段でした。
ただし「高い=削り出し」と単純化もできません。3番目のTRI-HOT 5Kはインサート方式のままで、慣性モーメントを稼ぐボディの作り込みに払っているシリーズです。階段の段差が何に対応しているかはシリーズごとに違う——ここまでが、当サイトのDBが持っている列で言えることです。
ここで面白いのは、表の中に同じ中央値が並ぶ段があることです。定価には「よく使われる値札」があって、当DB全体で見るといちばん本数の多い額に53本、次の額に30本、その次に23本が集まっています。メーカーは思いつきで値付けしているのではなく、決まった段の上にモデルを載せている。だから、段を1つ下げるだけで候補がごっそり増えます。
中身の違いそのものは、別の記事の仕事です
「削り出しだと何が変わるのか」「インサートは打感をどう作っているのか」は、この記事の範囲を超えます。当サイトでは製法ごとに独立した記事を用意していて、そちらで中古相場の動き方まで含めて扱う予定です。この記事で言えるのは「階段がある」ところまでで、その中身に踏み込むと、当DBが持っている列を離れて憶測になってしまうからです。
シリーズの成り立ちや、どのシリーズが自分に向いているのかは、ブランド別の選び方から辿るのが早道です。
値札は年々上がっています(ただし2020年の安さは錯覚です)
もう1つ、予算を決めるうえで無視できない動きがあります。定価そのものが上がっていることです。
2022年以降は、上がり続けています
発売年ごとの定価の中央値を並べると、こうなります。
| 発売年 | 本数 | 定価の中央値 |
|---|---|---|
| 2019年 | 40本 | ¥34,560 |
| 2020年 | 35本 | ¥22,000 ※下の注意書き参照 |
| 2021年 | 34本 | ¥38,500 |
| 2022年 | 26本 | ¥46,200 |
| 2023年 | 63本 | ¥46,200 |
| 2024年 | 47本 | ¥49,500 |
| 2025年 | 38本 | ¥49,500 |
| 2026年 | 33本 | ¥55,000 |
2022年から2026年まで、下がった年がありません。4年でおよそ2割の上昇です。「去年見たときはもう少し安かった気がする」という感覚は、気のせいではありませんでした。
⚠️ 2020年の数字を「安くなった年」と読まないでください。この年は当DBに廉価ラインのシリーズ(Stroke Lab Black・Triple Track)が大量に登録されており、その構成が中央値を押し下げています。値下げが起きたのではなく、安いモデルがたくさん出た年というだけです。年別の中央値は、その年に何が出たかに強く引っ張られます。
この上昇があるので、「新品でその年の最新を追う」戦い方は年々きつくなります。一方で、上がっているのは新品定価であって、少し前の年のモデルが中古市場でどう値付けされるかはまた別の話です。そこは記事の後半のカードで見てもらいます。
PINGは安いのではなく、値幅が狭いブランドです
ブランドで割るとどうなるかも見ておきます。当DBの内訳はOdyssey 243本・PING 73本で、中央値はPINGのほうが下です。ただし「PINGは安い」とまとめるのは正確ではありません。
| ブランド | 本数 | 定価の中央値 | 幅(最安〜最高) |
|---|---|---|---|
| Odyssey | 243本 | ¥46,200 | ¥22,000 〜 ¥74,800 |
| PING | 73本 | ¥39,600 | ¥30,800 〜 ¥71,500 |
違いは上限ではなく下限にあります。上限はほぼ同じところまで届いているのに、PINGには最安帯のモデルが当DBに1本もありません。つまりPINGは「安い」のではなく「幅が狭い」。廉価ラインを持たず、少数のシリーズを長く売るブランドだからです。予算の下限で選択肢を広げたいならOdyssey、どれを選んでも大きく外さない安心を取るならPING、という読み方になります。
同じ★5を、値段だけ変えて5本並べます
ここまでの話を、いちばん短く見せる方法を考えました。寛容性★5・マレット・フェースバランス・34インチ——設計上の性格がまったく同じ5本を、定価の安い順に並べます。違うのは値段だけです。
ふだんの当サイトの記事なら、こういう「ほぼ同じ5本」の並べ方はしません。形も価格帯も散らすのが基本です。今回はこの記事の主題そのものを見てもらうために、あえて条件をそろえました。スコアはDBの値をそのまま表示しています。
なお、中古相場を載せているカードは4本です。当サイトは中古の額を「日本の中古ショップの在庫を実測して中央値を出す」手順でしか出さないと決めていて、それを満たしていないものは載せません。流通していないという意味ではなく、確かめられていないという意味です。

Odyssey / Stroke Lab Black(2020年)
ROSSIE
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★★★☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
この5本でいちばん安い1本であり、同時に当DBの定価の最安帯にあたる1本です。それでいて寛容性は★5。理由は形と付け根だけで決まっていて、ヘッドはマレット、トーハングはフェースバランス、ネックはダブルベンドです。ヘッドが大きく慣性モーメントを稼げるうえ、シャフトが2回折れてヘッドの手前に降りるのでストローク中のフェース開閉が最小——当サイトの採点ではこの組み合わせが満点になります。裏返しに操作性は★1で、意図的に打ち分けたい人には向きません。コスパ★3は中古の実勢と中古価値の評価から決まる点数です。廉価ラインのシリーズですが、「安いから寛容性が削られている」わけではないことが、この1枚だけで分かります。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古相場は当サイトの実測ですが、在庫の状態ランクは中〜下位が中心なので、購入時は必ず個別に状態を確認してください。

PING / SIGMA2(2019年)
Tyne
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★★★☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
前のカードから定価が1段上がりますが、3軸スコアは3つとも同じです。ここが本記事の骨で、値段の段を1つ上がっても、当サイトの採点では何も変わりません。ヘッドはマレット、トーハングはフェースバランス、ネックはクランクホーゼルで、形と付け根の組み合わせが前のカードと同じ結論に着地します。この1本は前の章で触れた「★5の安い側」の帯に入るPINGのモデルでもあり、当DBのPINGの中では下限に近い位置です。SIGMA2は硬さの違う2層のPEBAXインサートで打感を作り、さらにシャフト長を後から調整できるのが売りのシリーズなので、差額はそこに払っていると考えると筋が通ります。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ、2020年に終売済み。中古相場は当サイトの実測ですが、在庫の状態ランクは下位が中心です。玉数も多くないので、状態と在庫は都度確認してください。

Odyssey / EXO(2019年)
2-BALL
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★★★☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
ちょうど真ん中の段です。1枚目のカードとは新品定価で2倍以上ひらいているのに、中古相場のタグでは順位が入れ替わるところまで近づいています(2枚のタグを見比べてみてください)。EXOは多素材ボディでヘッド周辺に重量を配分したシリーズで、ホーゼルレスの構造からトーハングはフェースバランス、ネックはダブルベンドです。寛容性★5は、この形と付け根の組み合わせから決まります。2ボールのアライメントが付いているので、構えたときに目線を合わせやすいのもこのモデルの持ち味です。新品の値差が中古で消えるかどうかは、シリーズと製法で分かれます——このカードはその「消える側」の例です。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古相場は当サイトの実測ですが、在庫の状態ランクは下位が中心で、玉数も限られます。

Odyssey / Ai-DUAL TRI-BEAM(2026年)
#7 CS
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
今年のモデルです。定価は2026年の中央値そのもので、この記事の年別の表でいちばん上の段にあたります。ネックはセンターシャフトで、シャフトがヘッドの真ん中から生えているため構造的に完全なフェースバランス。当DBのセンターシャフトは1本の例外もなくフェースバランスです。寛容性★5は、1枚目の最安帯のカードと同じ点数——ここが読者にとっていちばん実利のあるところだと思います。差額はAI設計のデュアルインサートとTRI-BEAMの新しいボディに払っていて、それはミスへの強さとは別の価値です。コスパ★1は「割高」という意味ではなく、まだ中古が出回っていない最新モデルだから付く点数で、新品で最新を持ちたい人には最適解になり得ます。DB上の初心者向き判定はTRUE、長さは34インチ。中古相場は当サイトの手順で確かめられていないため載せていません。

Odyssey / Ai-ONE MILLED(2023年)
SIX T
寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆
この5本でいちばん高い1本で、シリーズ別の表でも最上段のAi-ONE MILLEDに属します。それでも3軸スコアのうち寛容性★5・操作性★1は1枚目とまったく同じ。ヘッドはマレット、トーハングはフェースバランス、ネックはダブルベンドで、点数の出どころも同じです。1枚目のカードとは定価で3倍以上ひらいていますが、当サイトの採点で差が付くのはコスパ★だけでした。差額は6-4チタンから削り出したボディとその打感、そして所有する満足に払うもので、それ自体は否定されるものではありません。注目してほしいのは中古相場のタグで、他のカードと違って新品との差が中古でも詰まりきっていません。削り出し系は中古でも値落ちしにくい、という傾向がこの1枚に出ています。DB上の初心者向き判定はFALSE、長さは34インチ。中古相場は上位ランクの完品を実測した値です。
新品の値差が中古で消えるかどうかは、製法で分かれます
5枚のタグを縦に見比べると、もう1つ分かることがあります。新品では大きくひらいていた1枚目と3枚目が、中古では順位が入れ替わるくらい近づいているのに対し、5枚目の削り出しだけは中古でも離れたままです。
つまり「時間が経てば高いモデルも安くなる」は、シリーズによって当たり外れがあります。インサートの量産系は落ちるところまで落ちて横並びになり、削り出し系は落ちきりません。中古で拾うつもりなら前者が効率的で、手放すときの目減りを抑えたいなら後者——という整理になります。中古で狙う場合の具体的な考え方は、こちらにまとめてあります。
私は「最新を新品で」をやって、いちばん大きく外しました
ここだけは私個人の話です(※筆者個人の感想・N=1)。パター選びで過去いちばんの失敗は、気合を入れて最新モデルを新品で買ったときでした。ショップで何度か打って「これはいい」と思い、負けたくない勝負のラウンドでいきなり実戦投入して、まったくうまくいきませんでした。アライメントから何から全部合わず、それまで使っていた1本から乗り換えた意味がなかった。練習不足もあったと思いますが、過去最大級にひどい結果でした。
しばらくして売却したときには、だいぶ値下がりしていました。そこで学んだのは、最新作はよほど強い理由がない限り、ちゃんと考えてから買うべきだということです。リセールまで含めると、パターも一段落ちてからのほうが得をする。今回の316本の数字は、あのとき自分が払った授業料の理由を、あとから説明してくれた気がしています。
⚠️ 3軸スコアは、ヘッド形状とトーハングから決まる設計上の指標です。実際の打感・構えやすさ・転がりの相性は人によって異なりますし、この記事の数字は当サイトのDBに登録しているモデルの範囲で数えた結果であって、メーカーの全製品を網羅したものではありません。定価はメーカー公表値、中古相場は当サイトが実測した時点の値で、どちらも時間とともに変わります。候補をしぼり込んだら、最終的にはゴルフショップの試打やフィッティングで、自分の手とストロークで確かめてください。
まとめ:★で絞ってから、値段を決める
当サイトのパターDBの新品定価316本を数えて分かったことを、3つに整理します。
①値段は「ミスへの強さ」の値札ではありませんでした。寛容性★1から★5まで、定価の中央値はほとんど動きません。★5の中だけでも3.4倍の幅があり、いちばん安い帯にも★5がきちんと並んでいます。予算を上げても、寛容性は付いてきません。
②値段を決めているのはシリーズ=フェースの中身と製法です。上位の削り出し系と下位のインサート量産系で3.1倍の階段がありました。しかも定価には決まった段があり、段を1つ下げるだけで候補がまとまって増えます。
③だから、順番を逆にしてください。先に予算を決めてその中でいちばん高いものを選ぶのではなく、先に必要な★を決めて、その★を満たす中でいちばん安い段を選ぶ。同じ寛容性★5が、記事の5枚のカードのように、いくつもの値札で並んでいます。差額に何を払うのかを自分で決められれば、パターの予算はもう迷うところではありません。
自分に必要な★がまだ決まっていない方は、当サイトの診断ツールで先に絞り込めます。ストロークの傾向を答えていくと、寛容性側と操作性側のどちらを取るべきかが出ます。
ベストスコア86、アベレージ100のアマチュアゴルファー。
身長177cm、体重78kg前後の中肉中背40代ゴルファーです。
2020年にゴルフ開始。
2022年から本格的に練習をするようになったがなかなか上達せずに120前後から変わらず。
試行錯誤しながら、少しずつ上達中。
関東のゴルフ場がメインの月1~2ゴルファーです。





