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オデッセイ ストロークラボ R-Ball パターの評価|ダブルベンドのR-BallとショートスラントのR-Ball Sはどちらを選ぶか

中古ショップのオデッセイの棚で、同じ「Stroke Lab R-Ball」という名前のパターが2本並んでいたことはないでしょうか。どちらも大きなマレットなのに、よく見るとネックの付き方が違い、片方だけ名前の末尾に「S」が付いています。同じ名前なのに何が違うのか、どちらを手に取るべきか。この記事では、その2本をパターDBの列で並べて読み解きます。

この記事でわかること

  • Stroke Lab R-BallとR-Ball S(どちらも2019年)の、DBに入っている主なスペック
  • ダブルベンドとショートスラントというネックの違いが、どんなストロークの目安になるのか
  • 寛容性と操作性の★が、なぜ2本でこれだけ分かれるのか
  • 7年後に出た2026年のAi-DUALなど、似た形のパターとどこが違うか
  • 中古で買うときに確かめたいポイントと、R-Ball Sを手に入れた筆者の経緯

ストロークラボ R-Ball(2019)とはどんなパターか

Stroke Labは、オデッセイが2019年に出したシリーズです。当サイトのDBでは、このシリーズのインサートを「Microhinge Insert」、シャフトを「STROKE LAB」と登録しています。STROKE LABシャフトは、カーボンとスチールを組み合わせた複合シャフトです。シリーズ全体の概要には、カーボンとスチールの複合シャフトでストロークの一貫性を高める、という趣旨が書かれていて、仕上げはSilver Blackです。対象として挙げられているのは、シャフトの安定性を求める方です。

その2019年のStroke Labの中で、マレット型の「R-Ball」と「R-Ball S」は、名前こそ同じ系統ですが、設計の中身が違う2本です。この記事は、2本の違いを軸に進めます。

DBに入っているスペックを2本並べて見る

先に、当サイトのパターDBに登録されている値をそのまま表にします。数値は転記で、再計算はしていません。

項目 R-Ball R-Ball S
年 2019年 2019年
ヘッド形状 マレット マレット
トウハング フェースバランス ハーフ
ネック ダブルベンド ショートスラント
ロフト 3.0度 3.0度
標準の長さ 34インチ 34インチ
寛容性 ★★★★★ ★★★☆☆
コスパ ★★★☆☆ —
操作性 ★☆☆☆☆ ★★★☆☆
初心者向き判定(DB) 向く 向かない

形状もロフトも長さも同じで、違うのはトウハングとネックの2点です。そしてこの2点の違いが、寛容性・操作性の★と、初心者向き判定の違いにそのままつながっています。

R-Ball Sのコスパ★が「—」なのは、当サイトがこの1本を筆者の使用モデルとして登録しているからです。使った本人の評価を点数にしないため、当サイトの決まりで、こうして登録したモデルにはコスパ★を付けていません。

同じ名前の「S」は何を表すのか

DBの列から言えるのは、「Sが付いたほうは、トウハングがハーフでネックがショートスラント」という事実までです。Sが何の頭文字なのかは、DBに列がないため、この記事では語りません。ただ、名前の末尾に「S」が付いた行は、R-Ballだけでなく、同じシリーズの別のマレットにも見つかります。後半の表で詳しく並べます。

打感の良し悪しは、この記事では判断しません

もうひとつ、先に断っておきます。DBに打感の列はありません。そのため、この記事ではR-Ballの打感が良い・悪いという評価は書きません。書けるのは、DBの列と、R-Ball Sを使っていた筆者の記録(個人の感想)だけです。

ネックの違いで選ぶ|ダブルベンドのR-BallとショートスラントのR-Ball S

パターには、まっすぐ引いてまっすぐ出すストロークと、ゆるく弧を描くストロークという分け方があります。その相性の目安になるのが、トウハング(ヘッドのつま先がどれだけ下がるか)とネックの付き方です。この2本は、そのどちらも違います。

ダブルベンド×フェースバランス=まっすぐ寄りの目安

フェースバランスは、シャフトを水平に持ってヘッドをぶら下げたとき、フェース面が真上を向いて、トウが下がらない状態です。ヘッドの向きが変わりにくいぶん、フェースを開閉させずに動かす、まっすぐ寄りのストロークの目安になります。

ダブルベンドは、シャフトがヘッドの手前で2回曲がってから付くネックです。当サイトの目安では、ダブルベンドとセンターシャフトはストレート寄りの設計として扱っています。R-Ballは、この2つが重なっているので、カードのタグではストレート向きと表示します。DBの初心者向き判定の理由欄には、フェースバランス設計でストレートストロークに自然にマッチし、マレットの大きな慣性モーメントがミスを吸収する、と書かれています。

ショートスラント×ハーフトウハング=弧を描く側の目安

ハーフトウハングは、ヘッドをぶら下げると、トウが斜め下に下がる状態です。ストロークの中でフェースが開いて閉じていく動きを支えるつくりで、弧を描く側のストロークの目安になります。ショートスラントは、シャフトの下の短い部分が斜めに付くネックで、当サイトの目安ではアーク寄りとして扱っています。R-Ball Sは、この2つが重なるので、カードのタグではアーク向きと表示しています。

DBの初心者向き判定は「向かない」で、理由欄には、ハーフトウハング設計でアークストローク向き、意図的なフェース管理が必要で初心者には難易度が高い、と書かれています。

ネックは目安であって、断定ではありません

ここで強調しておきたいのは、ネックの形から決まるのはあくまで目安だという点です。自分のストロークが本当にまっすぐなのか、弧を描いているのかは、練習グリーンで自分の目で見て、自分の手で確かめるしかありません。ダブルベンドだから必ずまっすぐ引ける、ショートスラントだから必ず弧を描く、ということはありません。目安としては、次のように整理しておくと迷いが減ります。

  • まっすぐ引いてまっすぐ出すイメージが強い人は、R-Ball(ダブルベンド×フェースバランス)の側から見る
  • ゆるく弧を描く感覚がある人は、R-Ball S(ショートスラント×ハーフ)の側から見る
  • どちらか分からない人は、まず自分のストロークを確かめてから選ぶ
ダブルベンド×フェースバランスのR-Ballと、ショートスラント×ハーフトウハングのR-Ball Sを左右に並べ、ネックの違いと合いやすいストロークの目安(まっすぐ寄り/弧を描く)を示した図解

3軸スコアで見る強みと弱み|寛容性と操作性の★はなぜこの位置か

当サイトの3軸スコアは、寛容性(ミスへの強さ)・コスパ・操作性(打ち分けのしやすさ)の3つです。このうち寛容性と操作性は、ヘッド形状とトウハングの組み合わせから決まる設計上の指標で、実際の打ち心地や相性を採点したものではありません。ネックの種類は、この2つの★の計算には入っていません。

寛容性★5と★3の差は、トウハングだけで決まる

寛容性は、ヘッドが大きく、トウハングが小さいほど高くなります。当サイトの採点表では、マレットでフェースバランスの組み合わせがいちばん上の★5です。R-Ballがこの位置にいます。マレットでもトウハングがハーフになると★3に下がり、R-Ball Sはそこに入ります。

2本のヘッド形状はどちらもマレットです。それでも★が2段違うのは、トウハングが違うからです。トウが下がるパターは、ストローク中にフェースの開閉が入りやすくなります。そのぶん、採点表では寛容性が下がり、操作性が上がる位置に置かれています。★3は「ミスに弱い」という意味ではなく、フェースバランスのマレットと比べると設計の位置が一段下、という意味です。

操作性★1と★3は、寛容性の裏返し

マレットの場合、操作性は寛容性のちょうど裏返しです。マレットでフェースバランスの組み合わせは★1、ハーフになると★3です。R-Ballの★1は、操作性が低いというより、フェースの向きが変わりにくい設計のため、意図的に球筋を作る余地が小さい、ということです。R-Ball Sの★3は、フェースを使う余地が少し残っている位置です。

つまり、寛容性と操作性は、片方が高いほどもう片方が低くなる、トレードオフの関係にあります。2本のうち、どちらかが優れているというより、何を優先する設計かが逆になっています。

同じStroke Lab 2019のマレットでも、同じ型で★が分かれる

この「トウハングで★が分かれる」という並びは、R-Ballだけのものではありません。同じStroke Lab(2019年)のマレットには、DBで「ダブルベンド×フェースバランス」と「ショートスラント×ハーフ」の対になっているモデルが、ほかにも入っています。この表は、その対を並べたものです。

モデル 形状 トウハング ネック 寛容性 操作性
R-Ball マレット フェースバランス ダブルベンド ★★★★★ ★☆☆☆☆
R-Ball S マレット ハーフ ショートスラント ★★★☆☆ ★★★☆☆
MARXMAN マレット フェースバランス ダブルベンド ★★★★★ ★☆☆☆☆
MARXMAN S マレット ハーフ ショートスラント ★★★☆☆ ★★★☆☆
TUTTLE マレット フェースバランス ダブルベンド ★★★★★ ★☆☆☆☆
TUTTLE FLOW マレット ハーフ ショートスラント ★★★☆☆ ★★★☆☆
V-LINE マレット フェースバランス ダブルベンド ★★★★★ ★☆☆☆☆
V-LINE S マレット ハーフ ショートスラント ★★★☆☆ ★★★☆☆
2-Ball Fang マレット フェースバランス ダブルベンド ★★★★★ ★☆☆☆☆
2-BALL FANG S マレット ハーフ ショートスラント ★★★☆☆ ★★★☆☆

この表のとおり、フェースバランスでダブルベンドの側は、どのモデルも寛容性★5・操作性★1、ハーフでショートスラントの側は、寛容性★3・操作性★3にそろっています。これは、モデルごとの個性が★に出ているのではなく、採点表が「形状×トウハング」で決まっている結果です。つまり、この表の10本の中では、★の数字だけでは、どのモデルを選ぶかの決め手になりません(同じStroke Lab 2019のマレットでも、トウハングがクォーターのNINEのように、この2つの並びに当たらないモデルもあります)。決め手になるのは、見た目、ネックの好み、そして中古の個体の状態です。

Stroke Lab 2019のマレット5組(R-Ball・MARXMAN・TUTTLE・V-LINE・2-Ball Fang)で、フェースバランス版は寛容性5・操作性1、ハーフトウハング版は寛容性3・操作性3にそろうことを示した図解

3つ目のコスパ★は、寛容性・操作性とは決まり方が違います。DBの使用価値の区分と、当サイトが実測した中古相場の組み合わせから、当サイトの手順で決まる指標です。筆者の使用モデルとして登録した行には付けず、中古相場をまだ確かめられていないモデルも「—」になります。また、★1は割高という意味ではありません。中古でも値の落ちにくい新しいモデルが★1に落ち着きやすい、というだけで、新品で欲しい人にはむしろ候補になることもあります。

似ているモデルと比べる|同じ骨格を持つ7年後のAi-DUAL

R-BallやR-Ball Sと同じ「形×トウハング×ネック」の組み合わせを持つモデルは、DBの中に年もシリーズも違う形で数多く入っています。同じStroke Labの兄弟は、前の表で見たとおりです。ここでは、そこから時代を飛ばして、7年後の2026年に出たAi-DUAL系から5本を選び、列で言える違いだけを並べます。

年が7年違う比較になります

最初に押さえておきたいのは、年の差です。R-BallとR-Ball Sは2019年のモデルで、ここで比べる5本はすべて2026年のモデルです。7年の差があるので、これは同じ世代どうしの比較ではありません。同じ骨格のパターが、年とシリーズを変えて何度も作られている、ということを見るための表です。

この5本について、インサートの違いなど、DBの列に入っていないシリーズの中身までは、この記事では語りません。比べられるのは、年・シリーズ・価格タグ・★の4点です。

シリーズ モデル 年 形状 トウハング ネック 長さ 中古相場 寛容性 コスパ 操作性
Stroke Lab R-Ball 2019 マレット フェースバランス ダブルベンド 34 ¥11,880※ ★★★★★ ★★★☆☆ ★☆☆☆☆
Stroke Lab R-Ball S 2019 マレット ハーフ ショートスラント 34 ¥12,880※ ★★★☆☆ — ★★★☆☆
Ai-DUAL #7 DB 2026 マレット フェースバランス ダブルベンド 34 ¥33,290※ ★★★★★ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆
Ai-DUAL JAILBIRD MINI DB 2026 マレット フェースバランス ダブルベンド 34 ¥34,880 ★★★★★ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆
Ai-DUAL 1/2-BALL #7 S 2026 マレット ハーフ ショートスラント 34 ¥32,400※ ★★★☆☆ ★☆☆☆☆ ★★★☆☆
Ai-DUAL 1/2-BALL JAILBIRD MINI DB 2026 マレット フェースバランス ダブルベンド 34 ¥32,880※ ★★★★★ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆
Ai-DUAL 1/2-BALL CRUISER #7 DB 2026 マレット フェースバランス ダブルベンド 38 ¥43,880※ ★★★★★ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆

(「※」は美品=AB以上の出物が3本に満たず、在庫にある全ランクの完品から採った中央値)

表のとおり、5本はどれも、形・トウハング・ネック・寛容性・操作性がR-BallかR-Ball Sのどちらかと同じ並びです(★の並びは採点表で決まっている結果です)。名前の「#7」「JAILBIRD MINI」「1/2-BALL」が何を指すかは、DBの列に入っていないため、ここでは語りません。違いとして言えるのは、年が7年新しいこと、シリーズが違うこと、そして価格タグの水準が違うことです。コスパ★は使用価値の区分と中古相場から当サイトの手順で決まる指標で、品質の評価ではありません。

Odyssey Ai-DUAL #7 DB

Odyssey / Ai-DUAL(2026年)

#7 DB

マレットストレート向き(ダブルベンド・フェースバランス)新品定価 ¥49,500中古相場 ¥33,290(状態に幅あり)

寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆

2026年のAi-DUALにある、R-Ballと同じダブルベンド×フェースバランスのマレットです。DBの列では、形・トウハング・ネック・寛容性・操作性がR-Ballと同じ並びで、違いは年とシリーズにあります。同じ骨格を、2019年から7年後のシリーズで探すときの比較相手です。

Odyssey Ai-DUAL JAILBIRD MINI DB

Odyssey / Ai-DUAL(2026年)

JAILBIRD MINI DB

マレットストレート向き(ダブルベンド・フェースバランス)新品定価 ¥49,500中古相場 ¥34,880

寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆

同じAi-DUALシリーズの1本で、名前に「MINI」が付いています。形・トウハング・ネック・長さ・ロフト・★のスペックの列は上の#7 DBと同じ値が並び、この列の上ではこの2本を分けるものがありません。何がMINIなのかはDBに入っていないため、ここでは語りません。列の上では横並びとして、見た目で選ぶ比較相手です。

Odyssey Ai-DUAL 1/2-BALL #7 S

Odyssey / Ai-DUAL 1/2-BALL(2026年)

#7 S

マレットアーク向き(ショートスラント・ハーフトウハング)新品定価 ¥49,500中古相場 ¥32,400(状態に幅あり)

寛容性 ★★★☆☆ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★★★☆☆

ここで選んだ5本の中では、R-Ball Sと同じショートスラント×ハーフトウハングの並びを持つ1本です。形・トウハング・ネック・寛容性・操作性がR-Ball Sと同じで、違いは年とシリーズです。弧を描く側の設計を、7年後のシリーズで探すときの比較相手になります。

Odyssey Ai-DUAL 1/2-BALL JAILBIRD MINI DB

Odyssey / Ai-DUAL 1/2-BALL(2026年)

JAILBIRD MINI DB

マレットストレート向き(ダブルベンド・フェースバランス)新品定価 ¥49,500中古相場 ¥32,880(状態C中心)

寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆

シリーズ名に「1/2-BALL」が付いた側にも、ダブルベンド×フェースバランスのJAILBIRD MINI DBがあります。スペックの列(形・トウハング・ネック・長さ・ロフト・★)は、Ai-DUAL側のJAILBIRD MINI DBと同じ値で、違うのはシリーズ名と中古相場です。同じ名前で別シリーズの行があることは、中古の出品を見るときに取り違えやすい点です。

CRUISERだけは長さが38インチの別物

表の最後にある「Ai-DUAL 1/2-BALL CRUISER」は、長さが38インチの中尺パターです。表のほかのモデルは、標準の長さが34インチです。DBの初心者向き判定の理由欄には、中尺・長尺パターは特殊な打ち方が必要で、通常の34インチから始めるのが安全、と書かれています。形・トウハング・ネックは同じでも、この1本は構え方が変わるため、別物として扱います。

Odyssey Ai-DUAL 1/2-BALL CRUISER #7 DB

Odyssey / Ai-DUAL 1/2-BALL CRUISER(2026年)

#7 DB

マレットストレート向き(ダブルベンド・フェースバランス)新品定価 ¥55,000中古相場 ¥43,880(状態C中心)

寛容性 ★★★★★ / コスパ ★☆☆☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆

長さが38インチの中尺です。R-Ballと同じ形・トウハング・ネックの並びですが、中尺は通常の34インチとは打ち方が変わります。R-Ballの比較相手として見るときは、長さが違う別物として、34インチのパターとは分けて考えてください。

シリーズ全体・2019年全体を見渡したいなら

この記事は、R-BallとR-Ball Sという2本の違いを掘り下げています。Stroke Labをシリーズ全体で見たいなら、シリーズを整理した記事が向いています。

2019年に出たオデッセイ全体を見たいなら、年単位でまとめた記事が近道です。

中古で買うときに見るところ

ここからは、R-BallやR-Ball Sを中古で探す場合の話です。この2本はDBに新品定価が入っていないので、この記事では中古で探す場合を扱います。

筆者がR-Ball Sを手に入れた経緯


※ここは筆者個人の感想(N=1)です。ダブルベンドのR-Ballは、私は使ったことがありません。体験を書けるのは、ショートスラントのR-Ball Sだけです。

私はR-Ball Sを、メルカリで購入しました。きっかけは、ゴルフ5の中古コーナーで、気になるパターを5球ずつ打つ「自分トーナメント」をしたことです。このときのR-Ball Sは、独特な見た目でしたが、調子が良く感じました。そこで、写真を撮ってモデル名を控えておき、メルカリで検索して、値下げ交渉をして購入しました。届いたものは、シャフトにサビがあり、ヘッドカバーにもひび割れがありましたが、試してみるつもりで買ったので、そのまま受け入れました。この話は、中古のオデッセイをまとめた別の記事にも書いているので、ここでは要旨にとどめます。

興味を持った理由は、純回転しやすいと言われるインサートと、Stroke Lab独自のシャフトです。ただ、純回転しやすいかどうかは、私が興味を持った理由であって、性能の事実として書けることではありません。使ってみて感じたことは、次のとおりです。

  • グリップがかなり太く、独特の握り心地でした。少し違和感はありましたが、まったく問題なく使えました。スーパーストロークの四角いグリップのような違和感はありませんでした。
  • 形と上からの見た目は独特ですが、丸いマークがあるので、アライメントは取りやすかったです。
  • 中古ショップの自分トーナメントで優勝した経験があります。

これらは、あくまで私ひとりの記録です。R-Ball Sは、現在は所有していません。義弟に譲りました。「いまも使っている」という話ではなく、使っていた時期の記録として読んでください。R-Ball Sのコスパ★を「—」にしているのも、筆者の使用モデルとして登録した1本だからです。

中古を買うときの確認4点

※ここは筆者個人の基準(N=1)です。中古パターを買うとき、私は次の4点を確かめるようにしています。

  • 偽物のリスク:メルカリで探すときは、ちゃんとしたショップか、明らかに個人の出品かを確かめます。写真が多いか、日本語に違和感がないか、過去の評価はどうかも見ます。場合によっては、AIに写真を見せて判断することもあります。
  • シャフトの長さ:私は34インチを基準にしています。R-BallもR-Ball Sも、DB上の標準は34インチです。
  • ヘッドカバーの有無:後から買うと、意外と高く付きます。年代物のカバーはひび割れしやすいので、期待しすぎません。
  • フェース面の状態:購入前に確認します。

この4点は、R-Ballに限らない、中古パター全般の基準です。このモデルに固有の確認点としてDBの列から言えるのは、R-BallとR-Ball Sを取り違えないことです。名前が似ているので、出品タイトルに「S」が付いているかどうかを、まず見てください。Stroke LabのR-Ballなら、付いていればショートスラント×ハーフトウハング、付いていなければダブルベンド×フェースバランスです。

主役の2本をカードで確認する

下のカードに載せている中古相場は、当サイトが国内の中古ショップの在庫を実測した値です。カードの( )内に状態の注記があるときは、美品だけの相場ではなく、状態に幅のある在庫から採った中央値だという意味です。実際の店頭や出品で見る個体の値札と並べるときは、状態を見比べてください。

Odyssey Stroke Lab R-Ball

Odyssey / Stroke Lab(2019年)

R-Ball

マレットストレート向き(ダブルベンド・フェースバランス)中古相場 ¥11,880(状態C〜D中心)

寛容性 ★★★★★ / コスパ ★★★☆☆ / 操作性 ★☆☆☆☆

この記事の1本目です。マレットでフェースバランス、ネックはダブルベンドで、まっすぐ寄りのストロークの目安になります。長さは34インチ、ロフトは3度。DBの初心者向き判定は「向く」で、理由欄には、フェースバランス設計でストレートストロークに自然にマッチし、マレットの大きな慣性モーメントがミスを吸収する、と書かれています。

Odyssey Stroke Lab R-Ball S

Odyssey / Stroke Lab(2019年)

R-Ball S

マレットアーク向き(ショートスラント・ハーフトウハング)中古相場 ¥12,880(状態C中心)

寛容性 ★★★☆☆ / コスパ — / 操作性 ★★★☆☆

この記事の2本目で、筆者が以前使っていた1本です。マレットでハーフトウハング、ネックはショートスラントで、弧を描く側のストロークの目安になります。長さは34インチ、ロフトは3度。DBの初心者向き判定は「向かない」で、理由欄には、アークストローク向きで意図的なフェース管理が必要、と書かれています。コスパ★は、筆者の使用モデルとして登録した1本なので、当サイトの決まりで付けていません。

まとめ:このパターが合う人・合わない人

ここまでの内容を、列の事実だけでまとめます。2019年のStroke Labには、同じマレットで、ダブルベンド×フェースバランスのR-Ballと、ショートスラント×ハーフトウハングのR-Ball Sがあります。寛容性と操作性の★は、ヘッド形状とトウハングで決まる設計上の指標で、フェースバランス側は寛容性★5・操作性★1、ハーフ側は寛容性★3・操作性★3にそろいます。どちらが優れているかではなく、何を優先する設計かが逆になっている、というのがこの2本の関係です。

R-Ball(ダブルベンド)が合いやすい人

  • まっすぐ引いてまっすぐ出すストロークを目指している人(目安)
  • 芯を外したときの助けを、設計で優先したい人
  • マレットの大きなヘッドの見た目が好きな人

R-Ball S(ショートスラント)が合いやすい人

  • ゆるく弧を描くストロークの感覚がある人(目安)
  • フェースを少し使って、球の出方を作りたい人
  • 太めのグリップにも抵抗がなさそうな人。私は、少し違和感があったものの問題ありませんでした(※筆者個人の感想・N=1)

どちらも合いにくい人

  • 打感の良し悪しで選びたい人。DBに打感の列が無いため、この記事では判断の材料を出せません
  • ヘッドの小さなブレード型の形が好きな人。この2本はどちらもマレットです
  • R-Ball Sを選ぶなら、フェースの向きを意識して管理する必要があります。DBの理由欄にも、意図的なフェース管理が必要と書かれています

⚠️ 3軸スコアは、ヘッド形状やトウハングから決まる設計上の指標です。実際の打感・構えやすさ・転がりの相性は人によって異なります。候補をしぼり込んだら、最終的にはゴルフショップの試打やフィッティングで、自分の手とストロークで確かめてください。

自分のストロークがまっすぐ寄りなのか、弧を描いているのかが分からないときは、ネックの形で迷う前に、5つの質問に答えるだけのパター診断ツールで傾向をしぼり込むのが近道です。

-ギア・道具